『ボクは『ドゴ・アルヘンティーノ』。ボクにはあまり近づかない方が良いよ…ボクは…『とても危ない子』なんだ…
他の子を傷つけるかもしれない危ない子、それがボク…だから近寄らないで欲しい…
ボクは一人でいるのが一番いいんだ…他の子にとっても…僕にとっても…』
アルゼンチン原産の狩猟犬『ドゴ・アルヘンティーノ』のオリフレです。
1920年代のアルゼンチン・コルドバ州の医師アントニオ・ノレス・マルティネスは趣味である大物猟につかう理想的な狩猟犬を自ら作り出す事を思い立ち、兄のアウグスティンや父のアントニオ等の狩猟好きの親族の助力を得て計画を実行に移しました。
まず彼らがベースとして選んだのがブルドッグやブルテリア、スパニッシュマスティフといった犬種を掛け合わせる事で作り出され、当時コルドバ州で盛んに行われていた闘犬に用いられていた「コルドバ・ドッグ」でこの犬種は『敵と見なした相手とどちらかが死ぬまで戦い続ける』特性を持つことから高い身体能力を持ち、痛みにも強いという強みを持ちながらも取り扱いが難しいという致命的な欠点を抱えていました。(※なおコルドバ・ドッグは些細な事で雄雌問わずに殺し合いになるため繁殖が難しく、20世紀前半には絶滅する事になります…)
ノレス・マルティネスはコルドバ・ドッグにブルテリア、ピレ二アン・マスティフ、ポインター等の血を掛け合わせ、猟犬に必要な高い嗅覚と協調性といった要素を持った個体を選抜していき、1947年に『ドゴ・アルヘンティーノ』として規格化、1964年にアルゼンチン・ケネル・クラブに公認、1973年には国際的な血統管理団体であるFCIで公認されました。
前身となったコルドバ・ドッグの血生臭い伝説や違法な闘犬ビジネスの道具として使われた事例などの影響により、国や地域によっては飼育が禁止になっていたり規制がかけられている事も珍しくないドゴ・アルヘンティーノですが、あくまで猟犬として作られた品種であるので初心者向けでは無いものの子犬の頃からしつけと社交性の構築を正しく行えば攻撃性のコントロールは可能であり、本業であるイノシシなどの大物猟での4頭一組で行う獲物の足止めは勿論の事、救助犬や警察犬、介助犬といった職種をこなす事も出来る上に、飼い主とその家族に対する忠実さから番犬としても非常に優秀な犬種として活躍している一面もあります。
ヘッドギア!しゃべりづらそう?
国によっては公共スペースでは口輪の装着が義務付けられている犬種という事に因んだネタです
なお当人が『付けていないと誰かを傷つけてしまう!』と思い込んでフレンズになった後もわざわざつけているという設定なのだ※取ったらもちろん美形、取らなくても美形
パークではここぞという時だけセルリアン相手にマスクを外すわけだな
実はセルリアン相手でも『歯止めが効かなくなるかもしれない』と頑なにマスクを外さないのだ
マスクを外すのは外しても大丈夫なほど信頼関係を築けた相手の前でだけ…
つまりドゴ・アルヘンティーノの素顔を拝むには友好度をMAXにする必要があるのだ!
猟奇的な雰囲気のするフレンズなのだ
サスペンスの犯人役と見せかけて
真犯人が主人公達に襲い掛かって来た時に
助ける役になりそうなのだ
妙に周囲に気を使っているせいで誤解されがちな子なのは間違いないですね…