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獣医:逢魔時(おうまがとき)先生
何気に本編じゃあ出てこない(気がするだけかもしれない)獣医師さんの端くれ。判断力や決断力に富む凄腕だ。
性格は穏やかな方で、フレンズの診療の時は自然と原因を聞きだして確実な治療を提供するエキスパート。
カコ博士やパークガイドのミライさん等のほかのヒトとは面識が少ない。唯一地形地理に詳しい海谷とは会う機会があり、彼とはよく会っては話をする。
フレンズのケガ、病気を治す獣医さんとしての側面が大きいが、ちょいと怖がられている側面もある。(ヒント:注射)
昔から犬猫やウサギなどのいわゆるペットの動物が大好きで、幼少のころには飼い犬に「しののめ」と名付けて彼が15になるまでよき相棒として暮らしていた。しかし、しののめは体が弱る老齢の時に運悪く病気にかかり、彼が高校受験をして受かったその当日に静かな眠りについた。彼はそれをただ見ているだけだった。何とも言えない悔しさを抱えた彼は、精いっぱいの勉強をして獣医の道を進んだ。
パーク中央付近、なかべちほーにて「ひでりフレンズ病院」を開業しており、彼の活動拠点でもある。彼の仕事は普段の診察や治療のほかにも、サンドスターと記憶の関係や動物がフレンズでいられる最低量、最大量の研究など多岐にわたる。
彼の相棒はラッキービーストのシノノメがいる。
彼の名前は、黄昏時や暮れ六つと同じ時間帯(大体18時ごろ)を指す言葉「逢魔時(おうまがとき)」が由来。次第に深くなる暗闇は、ヒトや昼行性の動物にとっての1日の活動の終了を示すとともに、恐ろしい夜の到来でもある。あちこちに潜む闇は魔物に遭遇したり災禍に
「夕暮れ、逢魔時...。普通なら夜行性の動物が狩りを始めたり昼行性の生物が隠れたりするけど、こんなあきれるほどに平和な場所で、みんながみんな意思疎通できる。理想郷ってやつなんだろうね、ここは。」
ラッキービースト(フレンズ):シノノメ
博士である海谷が許可をもらってラッキービーストをリバースエンジニアリングして制作したラッキービースト一一型の10号機。本来は普通のラッキービーストにちょっとの改造とオリジナリティを施しただけの存在だったが、サンドスターのせいなのかおかげなのか、その姿はフレンズと変わらないかわいい娘に。
活発な性格はまるで犬のようで、犬のフレンズと馬が合い、暇なときはいろいろ談笑したり遊んであげたりと楽しい生活を送っている。
試製の10号機は、ほかのラッキービースト一一型の量産型の一号機でもあり、特殊なAI「Ohma Talk AI」を搭載していた。このAIは会話した対象の声色から相手に最適解の話し方と口調で話しかけ、自然な会話と作り出すというものだった。海谷が丸1年かけて作った傑作で、病院現場などに使う目的で逢魔時と研究していたこともあって、名前がOhma(おうま)になった。
この10号機は元であるラッキービーストの時に様々なフレンズとの話し相手となり、特に問診では逢魔時と一緒になって病状がどうかとか、どういう理由があったかとかを聞き出すのを得意としていた。彼女の後に続く11号機もまた、そのAIを搭載し、特に入院が必要になったフレンズの世話や、もっぱら話し相手として、フレンズに寄り添う優秀なボスとなった。
ある時、万が一のためのメンテナンスと点検のため、病院から海谷のもとへ10号機が一度渡されたのち、点検とともに改造を施して返すまで保管庫で保管していた。その時、研究所内に一緒に保管されていた濃い目のサンドスターの容器が落ちて、10号機が頭からサンドスターを浴びた。海谷が物音に気付いて保管庫に行くと、背丈が大体150cmくらいのシノノメが、台上にあった試製のラッキービーストを押しのける形で台に寝転がっていた。彼女は、この時フレンズとして誕生した。
ひでりフレンズ病院の看護師と薬剤師の役割を担い、問診や治療、薬剤の調合や研究などをしている。もとからAIのおかげで話すことが得意で、いろんな話題で濃い内容の話をたくさんしてくれる。
彼女の相棒は逢魔時先生。彼女は何か彼に感じるところがあるみたいだ。
彼女の名前は太陽が昇り始める前の明け方に茜色に染まる空を意味する日本の古語「東雲」から。東の方角から登ってくる太陽の赤やオレンジの光が、雲や水面に映えるその時間は、逢魔時とは対照的に1日の始まりを示し、日が照り始める朝の始まりでもある。
「朝の始まり、今日はすごくきれいな朝焼けですね。朝焼けがきれいだと後で天気が悪くなるとかいううわさ話を聞いたことがありますが、今日に限っては夕暮れの赤色も欲張って見たいですね。」
ラッキービースト 改造型
博士である海谷が許可をもらってラッキービーストをリバースエンジニアリングして制作したラッキービースト。
一号機はそっくりそのままコピーしただけの型。本当にそれだけだ。挙動から細かい機能までぜーんぶおんなじである。
海谷「一度おんなじのを作らないと、改良型ってのは作れないのさ。」
二号機は歩行機能と視認性を上げた型。ダッシュやスライディング、サーバルに負けないジャンプができるものの、落下衝撃に弱かったため、10回目の試験で自分でしたジャンプによって落下し盛大に砕け散った。
(ちなみにその後復元されたが、上記のこともあり機能を封印して通常のラッキービーストとして活動している。)
三号機は二号機の機能に加え、落下衝撃に耐えれるようにボディの強化とサスペンション等の機能強化を行った型。二号機より強くなり、試験的に一般のラッキービーストと行動しつつ様々な情報収集を行った。
(こちらは機能全開で活動しており、時にチータとプロングホーンのかけっこの相手になっているんだとか。)
四号機と五号機は戦闘型としての側面が強い。三号機の強化ボディに、背中に弾薬庫を備え、胴体右に30mmの機関砲を備える。ファランクスCIWSのような挙動をするが、何しろ弾薬庫が拡張しにくいため、すぐに打ち切ってしまう問題があった。
(戦闘型は量産化が決まってはいるものの、もっぱら医療型の開発に専念していたため、状態としてはほぼ凍結状態になっている。)
六、七、八号機は医療型の側面が強い。一度まっさらな状態にもどされ、フレンズが抱きしめても柔らくて触り心地のいいボディで制作され、手術の機械操作を行うための「Operator AI」を搭載しもっぱら手術や重症患者の治療をする型である。のちに量産型にノウハウが引き継がれるが、この号機のラッキービーストは手術室に常駐するエキスパートになっていた。
(手術室に常駐するこのラッキービーストは、動物の治療はもちろん、ヒトの手術も難なくこなす。)
九号機は「Ohma Talk AI」の親元である「Kaiya Talk AI」を搭載した型。専門的だった前回の六、七、八号機から基礎的な治療や薬剤調合の機能を付けた型。Kaiya Talk AIはほとんどOhma Talk AIと同じ挙動だが、話を続けすぎると「マ、マママ...マママママ」と言ってそのままフリーズしてしまう。そのエラーを修正したのがOhma Talk AI なのだ。
(ちなみに九号機は海谷の研究所で働いてるそうな。)
海谷「すっごい便利で、助かってるよ。...まあ、このAIもまた今度アップデートしようかな。」
十号機はOhma Talk AI搭載型にして量産型の初号機であり、シノノメだ。九号機の機能そのままに、会話がものすごく得意で饒舌になった。またこの十号機だけ、戦闘型の強化骨組みやサスペンションに、やわらかくて抱き心地のいいボディというハイブリット。ちなみにフレンズの状態だと人肌にさらに近くなったことでものすごく柔らくていいらしい。
(あ、すごいこれいいわ。このラッキーさんすっごく柔らくて、それでいて人肌みたいにほのかにあったかい。ああ、体が、脳が溶けている...。※触っているのは11号機です)
オリ獣医さんなのだ
ベテランの貫禄を感じる
東雲と逢魔が時で一日の始まりと終わりとなっている
とてもいい名前の組み合わせなのだ
もし漫画化したらどうなるだろうと妄想がはかどるのだ