魔理沙と一緒に人里や魔法の森を見て回ったアライグマとフェネック、箒で飛びながら後は何を見ようか話していた
魔理沙「後は何処がいいかなー
お?湖の畔に妖精どもがいるのぜ」
アライグマ「妖精!見てみたいのだー」
フェネック「人里に妖精はいなかったからねー」
魔理沙「じゃあ、ちょっとからかいに行くか!」
湖の畔で遊んでたチルノ、大妖精、ルーミアの所に魔理沙達が降り立つ
チルノ「魔理沙! へんちくりんな獣耳連れてどうしたの?」
魔理沙「異世界の迷子をガイド中だぜ」
アライグマ「へんちくりんじゃないのだ!アライさんなのだー!」
フェネック「フェネックだよー」
大妖精「あ、初めまして、大妖精といいます」
ルーミア「ルーミアなのかー」
チルノ「あたいはチルノ、氷の妖精よ!」
アライグマ「なんか偉そうなヤツなのだ」
魔理沙「チルノは妖精にしてはまあまあ強いヤツでな」
チルノ「ふ……その通り!」
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魔理沙「おいおい、穏やかじゃ無いな」
ルーミア「嫉妬なのかー」
……ガサガサ、ピョコン
アライグマ「あ!またセルリアンなのだー!!」
チルノ「セルリアン!?」
チルノ「セルリアン?」
アライグマ「危険なヤツなのだ!もう一匹紛れ込んでいたみたいなのだ!」
フェネック「私達の世界の捕食者だよー」
チルノ「……って事は倒せばいいのね
じゃあ、このセルなんとかを倒した方が最強って事て決着つけようか、どうだ獣耳!」
アライグマ「おもしろい、受けてたつのだ!」
魔理沙「セルリアンは弾幕吸収するから気を付けろよー」
大妖精「え!? チルノちゃん達だけじゃ危ないんじゃ……私達も加勢を」
チルノ「一対一の勝負に手出しは無用よ、見てなさい!」
魔理沙、フェネック ((……まあ、あれくらいのサイズなら大丈夫か))
チルノ「弾幕が効かないからって関係ない!くらえ!!」
セルリアン (ヒョイ)
アライグマ「ふははー、情けないのだー!セルリアン退治はこうやるのだ!!」
セルリアン(ヒラリ)
チルノ「ちょこまかと逃げるなー!」
セルリアン(カリカリ)
アライグマ「アライさんをなめるなー!」
セルリアン(カリカリカリカリ)
魔理沙「……完全に遊ばれてんな、グレイズ稼ぎだしちゃったぜ」
フェネック「アラーイさーんがんばれー」
大妖精「チルノちゃん……」
ルーミア「わはー」
チルノ「埒が明かないわ!
獣耳!セリリアンの弱点とか無いの!?」
アライグマ「セルリアンなのだ、背中にある石を破壊すればいいのだ!」
チルノ「仕方ない、一対一の勝負はお預けよ
あたいがセロリアンを引き付けて動きを止めるから獣耳が後ろから一撃食らわせなさい!」
アライグマ「止められるのか!」
チルノ「当然よ!……さあセセリアン、あたいを追ってみな!」
セルリアン(ピョンピョン)
チルノ「……来たわね、アイシクルフォール!!」
魔理沙「バカ!セルリアンに弾幕は効かないと……」
大妖精「あ!見てください、セルリアンの足元が!?」
セルリアン「!」……ピキピキッ
ルーミア「冷気で足元だけ凍らせたのかー」フェネック「おー」
チルノ「今よ!獣耳!!」
アライグマ「野生解放!おまかせなのだー!!」
ザシュッ
パッカーン!
魔理沙「セルリアンの足元凍らせて動きを止めるなんてバカにしては考えたじゃないか、チルノ」
アライグマ「すごかったのだ!チルノは大したヤツなのだ!」
チルノ「当然よ!
……アライグマ、あんたも一撃で仕止めるなんて見直したわ」
アライグマ「ふははーアライさんは偉大なのだー……」フラ〜、ヘタリ
チルノ「アライグマ!?」
大妖精「アライさん!?大丈夫ですか?」ルーミア「なのかー?」
フェネック「あらー、はしゃぎすぎちゃったねー
アライさーん」
アライグマ「へへ……ちょっと疲れたのだ」
魔理沙「おいおい、大丈夫か?」
フェネック「そろそろ帰らないとねー、この世界はサンドスターが無いから消耗した分が回復出来ないのさー」
アライグマ「……そうみたいなのだ
でも幻想郷、楽しかったのだー」
チルノ「……楽しかったなら、また来れば……
か、勘違いするんじゃないわよ! 勝負がまだついてないんだから!
次こそ決着をつけてやるわ、アライグマ!」
手を差し出すチルノ
アライグマ「もちろんなのだ!」
グッと手を握る
フェネック「……私達も次は決着つけるよー」
大妖精「……ええ、お待ちしてます(ニッコリ)」
魔理沙「よーし、じゃそろそろ神社に戻るぜ!」
フェネック「どもどもありがとー、チルノさん達もまたねー」
大妖精「どうかお気をつけて」
チルノ「約束だからね、絶対また来なさいよ!」
アライグマ「おう!約束するのだ!」
ルーミア「そーなのかー?」
アライグマ「そうなのだ!」