サンドスターの噴火により新しいフレンズがあらわれるのはジャパリパークでは普通ッ!
ただし、たった今生まれたフレンズもかなり特殊ッ! けものとは思えない姿 彼女は一体何のフレンズなのかッ!!!
そして当日 サーバルは その謎のフレンズと知りあい、そのフレンズをかばんと名づけた
これが ジョジョとサーバルたちの奇妙な旅が始まるきっかけだったのだッ!!
きょうは待ち合わせ場所の木陰でサーバルを待っている 少しづつ太陽が上に登っていく
登っていくにつれ ぼくの楽しみも大きくなっている!
「もうすぐ太陽が真上になる もうすぐサーバルが来るときかな!」
そう言っているとサーバルのすがたが見えてきたッ それとあの姿はサーバルの友だちかな?
ボクはかばん、かばんっていうのは初めて出会ったサーバルさんに名付けてもらった名前。
サーバルさんはボクの知りたいことの為に手伝ってくれている。待ち合わせをしてる相手が何か知ってるかもしれないらしい。
「! 見えてきたよー! あそこで休憩も含めてあの子と挨拶しようよ!」
「あのひとがですか?わかりました!」
すこしペースを上げて歩く。そう言っても木陰にくるのはそんなに遠くなかったみたいだ。
サーバルさんはそのフレンズに出会うととっても嬉しそうだった。そして続けてそのフレンズさんの紹介をしてくれた。
「このこが待ち合わせの相手だよー!ジョジョって呼んでるんだ!」
白い鬣のような髪がとっても綺麗だ… それに、とっても優しそう!
「ぼくはジョナサン・ジョースター 今言ってくれたようにぼくはジョジョって呼ばれてるんだ」
この人がジョジョ…でもボクはジョジョ、というよりジョースターさんと呼んだ方がしっくりくるような気がした。
「ボクはかばんです よろしくお願いします えーと、ジョースターさんって呼んでも良いでしょうか?」
「ああ 大丈夫だよ でもなぜかばんという名前なんだい?」
「わたしが名前をつけたんだよー! ちゃんとかばんをせおってるでしょー?」
「そ そうなんだ… ちょっとネーミングセンスをうたがうというか…」
ジョースターさんはなんだか微妙な反応をしていた。
サーバルさんはジョースターさんにボクが何者かを聞いてくれていた。
ジョースターさんは至って悩む素振りもなく、あっさりと答えた。
「かばんは人間だよ ぼくにはわかる」
あっという間だ。ボクはジョースターさんに人間の詳しいことを聞き出そうとした。
だけどジョースターさんは「きみが人間として成長してからぼくはおしえる」と言って、頑なに教えてくれなかった。
その表情はとても真剣そうだった。ボクはどんなフレンズなのか。ボクの人間としての成長とは…