カピバラさん、その2
サーバルと別れジャングルにやって来たカピバラ
図書館までの道を尋ねようとフレンズを探していた
コツメカワウソ「わーい、たーのしー」
カピバラ「こんにちは、私はカピバラだよよよ
図書館までの道を聞いていい?」
コツメカワウソ「おや?見かけない顔だねー
あたしはコツメカワウソ!図書館ならこの道を真っ直ぐだよー」
カピバラ「ありがとねねね、カワウソは何をやってたの?」
コツメカワウソ「滑り台で遊んでるんだー
でも道案内もたのしそうだから付き合うよー行こ行こ!」
〜歩きながら
カピバラ「すごい楽しそうだねねね、カワウソはいつも滑り台で遊んでるのかねねね?」
コツメカワウソ「そんなこと無いよー
次は何して遊ぼうか、何か面白い事が無いかいつも考えてるんだー♪」
カピバラ「いつも……」
コツメカワウソ「そう!そうやって遊んでいると新しい発見がいっぱいあってたのしいんだー」
カピバラ「カピバラも最近よく考え事するよよよ
でもカピバラは考えるほど分からなくなっちゃってあんまり楽しくないのねねね……
カワウソは考えてると分からなくならないよよよ?」
コツメカワウソ「ははーん、それは悩みだね!
考えるは考え過ぎちゃうと悩みになるんだよー
あたしは思い付いたらすぐ遊んじゃうからねーその方がたのしいからね♪」
カピバラ「考え過ぎると悩みに……カピバラは考え過ぎなのかねねね」
コツメカワウソ「あ、ここの川を渡るよ
カピバラ泳げる?」
カピバラ「大丈夫だよよよ、こう見えて泳ぎは得意だよよよ」
コツメカワウソ「本当に?じゃあたしと向こう岸まで競争だー
きっとさいこーにたのしいよ!」
カピバラ「望むところだよよよ」
ザブン、バシャバシャ……
コツメカワウソ「いっちばーん!!」カピバラ「ま、負けたよよよ〜」
コツメカワウソ「あははは!
でもカピバラほんとに早いねー、びっくりしたよー」
カピバラ「……もう一回!今度こそだよよよ」
コツメカワウソ「お?いいよーいいよー
次も負けないよー」
……
カピバラ「はぁ……はぁ……
結局3往復もしちゃったねねね……」
コツメカワウソ「はぁ、はぁ、あはは
どう?カピバラさいこーにたのしかったでしょ!」
カピバラ「フレンズの体になってこんなに思いっきり動いたの初めてだよよよ
でも楽しかったねねね、もやもやしてたのが少しすっきりしたよよよ」
コツメカワウソ「そうでしょー!たのしい事はどこでも見つけられるんだよ、悩んでる時間があるなら遊ばなきゃもったいない!
あたしはそう思うんだー」
カピバラ「カワウソは賢いよよよ、カピバラは賢く無いから悩むのかねねね……」
カワウソ「そんなことないよーカピバラにだって夢中になれる事がきっとあるんだよ
それが見つからないから悩むんじゃないかなー」
カピバラ「夢中に……確かにカピバラには無いかもねねね」
カワウソ「無いなら見つければいいんだよー♪
あ、そろそろジャングルの出口だね、カピバラがたのしー事見つけられるように願ってるからね!」
カピバラ「ありがとねねね、また一緒に遊んでほしいよよよ」
カワウソ「もちろん!いつでも待ってるよー♪」