カピバラさん、その1
ここはさばんなちほーとじゃんぐるちほーの境界付近
川辺に座り考え事に耽るカピバラのフレンズ
その背後から忍び寄る者が……
「うみゃー!」
カピバラ「!」
どさり
カピバラ「よよよ……」
「あ、ごめんね!
飛びかかりたくなる背中だったからつい……
ケガしてない?」
カピバラ「大丈夫だよよよ」
サーバル「わたしはサーバルキャットのサーバルだよ
あなたは何のフレンズ?ここで何してたの?」
カピバラ「カピバラだよよよ
考え事してたんだねねね」
サーバル「何を考えてたの?」
カピバラ「……自分の事、かな
カピバラはフレンズになる前は群れで生活していたんだよよよ
群れは上下がはっきりしててカピバラは若かったから群れでの順位は下だったねねね」
サーバル「いじめられてたの?」
カピバラ「違うよよよ、それが群れでの当たり前だったねねね、けどフレンズになってからカピバラは群れでの順位が無くなったよよよ」
サーバル「?」
カピバラ「最初は周りが変わってしまったのかと思ってそれでも一緒に居たんだけど、しばらくしてカピバラが変わったから群れでの順位が無くなったんじゃないかと考えるようになったよよよ」
カピバラ「サーバルはフレンズになって自分が変わったと思うよよよ?」
サーバル「……うーん、サーバルキャットはもともと個別で生きてるから考えた事も無かったよ
カピバラはフレンズになって変わったと思うの?」
カピバラ「動物だった時よりいろいろ気付くようになったねねね
今まで知らなかったものに……動物だった時は知らない事にも気付いてなかったんだねねね」
サーバル「う〜……みゃ〜?
難しくてよく分からないよ〜」
カピバラ「カピバラも分からないんだねねね
新しい事に気付くほど分からない事が増えていって最近、考えが止まらなくなるんだよよよ」
サーバル「カピバラはいろいろ考えられるフレンズなんだね!
わたしなんかよく考えが足りないとか言われるも!
でもどうしたらいいかな……
そうだ!図書館に行ってみたらいいんじゃないかな!
図書館では分からない事をいろいろ教えてくれるんだよ!」
カピバラ「それは何処にあるのかな?」
サーバル「じゃんぐるを抜けた先だよ、いき方は途中にいるフレンズに聞けばきっと教えてくれるよ!」
カピバラ「図書館……行ってみるよよよ
教えてくれて助かったよよよ、サーバルは優しいねねね」
サーバル「フレンズが困ってたら助けるのは当たり前だよ!」(ふん)
カピバラ「最初襲ってきたよよよ……」
サーバル「う〜あれは狩りごっこのつもりで……」
カピバラ「ふふ、サーバルのお陰で少し元気出たよよよ、とりあえずジャングルに向かってみるねねね」
サーバル「気を付けてね、図書館でカピバラの知りたい事が分かるといいね!」
カピバラ「ありがとねねね、行ってくるよよよ」
ログイン忘れた、短編ですがぼちぼちと