リカボス?その8
森にて作戦会議〜
博士「……誘導するのですか」
ヒグマ「ああ、ここからなら海が近い
海岸線の崖まで誘導して海に落とす」
キンシコウ「危険すぎます!
松明はヒグマさんしか扱えないんですよ!」
助手「もし失敗したらヒグマもただでは済まないのです」
ヒグマ「私達はハンターだ
セルリアンを倒す為に最善を尽くす
今、手を打たないと被害が出るかもしれないんだ!」
博士「分かりました、それで行きましょう
キンシコウはヒグマのフォローを、助手は空から誘導をするのです」
キンシコウ「……ええ!」助手「分かりました」
博士「ヒグマ、リカオンはどこに向かったか分かりますか?」
ヒグマ「あの方向はリカオンの塒(ねぐら)だな、岩場に穴があるんだ」
博士「では私はリカオンを見てくるのです、作戦を伝えてくるのです」
博士「しかし、くれぐれも無茶はしないように
無理だと思ったら逃げるのですよ」
ヒグマ「おう!」
リカオンの塒(ねぐら)〜
ボス「ココハ……」
リカオン「ボス、聞いて
あたしはボスがセルリアンだなんて思って無い」
ボス「……リカオン」
リカオン「あのセルリアンを倒すために知識を貸してほしいんだ」
リカオン「ここにある不動個体のラッキービーストを取り込んでくれないか、もしかしたらそれでラッキービーストの知識が戻るかもしれない」
ボス「……分カッタ、ヤッテミルヨ」
リカオン「いくよ」
ググッ……グ
ヒュン、スタッ
博士「ここに居ましたかリカオン」
リカオン「博士、セルリアンの様子は?」
博士「ヒグマ達が海まで誘導する作戦を立てたのです」
ボス「」キラ……キラ
博士「ラッキービーストに何かしたのですか?」
リカオン「ボスに別個体を吸収してもらった、もしかしから何か手掛かりを得られるかと思って……」
ボス「ピピピピピ」
リカオン「ボス?」
ボス「……リカオン
ジャパリバスニハ、ラッキービーストトリンクシテ運転スル機能ガアルンダ」
ボス「アノバスハ、セルリアン化シテルカラ普通ノラッキービーストデハリンク出来ナイケド」
ボス「ボクナラ……リンク出来ルカモシレナイ
動キヲ止メラレレバ勝機ガアルヨ」
リカオン「でもそれは危険だよ!
逆に取り込まれる可能性だって!」
ボス「博士、セルリアンノ所マデ運ンデモラエルカナ」
博士「分かりました」
リカオン「ボス!待って、他にも方法があるかも……」
博士「リカオン、今はこの島の脅威を取り払うのが最優先なのです
有効な手段があれば試してみるのです」
リカオン「……分かりました
取り乱してすいません、あたしもハンターです
一緒に行きます!」