カピバラさん、その4
図書館目指し砂漠を横断中のカピバラ
カピバラ「……暑い、乾燥した所は苦手だよよよ
おや、こんな所に誰かいるねねね」
ツチノコ「今日も今日とて遺跡探索〜♪
ん〜ふ〜♪」
カピバラ「こんにちは、ご機嫌だねねね
何処かに行くよよよ?」
ツチノコ「うわ〜!お、お前聞いてたのか!?
なんだこのヤロ〜!」
カピバラ「いい歌だったねねね、遺跡ってなんだよよよ?」
ツチノコ「いい歌とかいうなー忘れろ!!
……遺跡っていうのはだな、今は使われなくなった建物の事でな」
カピバラ「ふんふん」
ツチノコ「この近くにもあるんだがそこがスゴくてなー!」
カピバラ「ふふ、楽しそうだよよよ」
ツチノコ「(赤面)
み、見るなよ、いいじゃねーか好きなんだから」
カピバラ「いいよよよ、カピバラは羨ましいんだよよよ
あ、自己紹介忘れてたね、カピバラだよよよ」
ツチノコ「オレはツチノコだ、羨ましいってどういう事だ?」
カピバラ「カピバラはそこまで夢中になれる事が見つからないんだよよよ」
ツチノコ「見つからないといけないのか?」
カピバラ「分からないよよよ、でもカピバラが今まで出会ったフレンズは好きな事があったりやりたい事があったりして真っ直ぐに見えたのねねね
カピバラはなんだか悩んでふらふらと自分が定まらないような気がしてるんだよよよ」
ツチノコ「変な事考えるヤツだな、だいたい好きな事とかやりたい事って決めようとして決めるもんじゃ無いだろ、オレだって遺跡調べようと思って好きになった訳じゃ無いしな」
カピバラ「ふ、ふふ」
ツチノコ「だ、だからなんなんだお前は!?」
カピバラ「ツチノコ優しいねねね、カピバラの話聞いて考えてくれて嬉しいよよよ」
ツチノコ「(赤面)ア゛〜〜
そういう事言うなよ!……そ、それが嬉しいならお前が他のフレンズに……そうしてやればいいんじゃないか?」
カピバラ「カピバラは自分の事も分からないのに他のフレンズの悩みなんて聞けるのかねねね……」
ツチノコ「う、うじうじすんなよ!
……分からない事は図書館に行けば教えてくれる、し、知らない事を知るのは楽しいんだ
……お前も図書館行けば分かると思うぜ」
カピバラ「……なるほどねねね
カピバラは今、図書館に向かってる途中なんだけど図書館で知りたい事が分かってきた気がするよよよ
ツチノコありがとねねね、そろそろ行くよよよ」
ツチノコ「おう
……砂漠はもう少しで抜けるからな!道中くれぐれも気を付けろよ!」
カピバラ「ありがとねねね、やっぱり優しいよよよ」
ツチノコ「キキックッシャー!だからそういう事言うなー!」