本文16
時は数分前に遡る...
───ジャパリパークの飼育員、美嶋 咲久夜は担当フレンズのアードウルフと共に港町へ観光に訪れていた。
サクヤ「にしても、さっきバールで見かけた人、かっこよかったなぁ...!」
休日で混雑した道を歩きながらサクヤはしみじみと呟いた。
アードウルフ「あのカウンター席にいた二人組の...?」
サクヤ「そうそう!やっぱり男ならあんな風になってみたい!」
アド「私は...サクヤさんの方がカッコいいと思いますけどね....」
サクヤ「ん、何か言った?」
アド「い、いえ!何も言ってません!」
慌てた様子のアードウルフにサクヤは首を傾げたが、すぐに話題を変える。
サクヤ「そう...?....さて、お昼も食べたし次は何処にいこっか?」
アド「あ、私前から行きたい場所があったんです...!」
たわいもない会話をしている内に周囲がざわめきだした事にサクヤは気付いた。
眉をひそめて辺りを見回すと皆空を見上げている。
サクヤ「なんだろ...?」
アド「さ、サクヤさん!あれ!」
驚いた様子のアードウルフが指す先には屋根の上を走る二人の人影があった。
サクヤ「あ、あれは!?」
走る人影の一方は先ほどバールで見かけた男性だった。もう一人は体格的に女性だろうか、顔は見えなかった。
バールで見かけたとき彼の隣に座っていた相方の姿は無い。
屋根を走っている時点で既にそうなのだが、サクヤは直感的にただ事ではないと感じ取った。
正義感と、彼への好奇心もあったのだろう。サクヤは二人を追い掛けることにした。
サクヤ「ごめんアドちゃん!あの二人を追いかけよう!」
アド「え?ちょっと!?サクヤさ..」
サクヤ「すいません!ちょっと通してください!」
サクヤはアードウルフの手を取って人混みの間を縫うように駆け出した。
───これが、美嶋 咲久夜が体験する最初の"非日常"の始まりだった
~TVの前~
ニホ「見て見て!サクヤとアドちゃん出てるよ!」
ユウ「ふふっ、2人ともいつもの調子ね」
ゴロ「“非日常”ねぇ…なかなか興味深いよ」
クレ「カレントたちの方もドキドキの展開じゃの~」
ニホ「次回も気になるー!」
ついにサクヤ君とアドちゃんが!『ありがとう』…それしか言う言葉が見つからない…
こちらのタイトル回収までするとは流石…!いえいえ、こちらこそサクヤ君達の出演を許可して頂いてありがとうございました。
これから結構活躍する予定なのでお楽しみに~
あ、それから巨峰さん。「けものフレンズ りめんばー」wikiの方に名前を登録してメインシナリオライターになりませんか?たしか皆さん"シナリオ補佐"として登録していたと思います。
(メインシナリオライターは議論の最終決定に参加するシナリオチームの中心メンバーの事です。)
(実はWikiの使い方があまりわかってない)
お誘いありがとうございます、さっそくご挨拶の方に顔を出させていただきました
これからよろしくお願いします