フレンズと学ぶ〇〇 というテーマでSSを投稿するスレ
わざわざスレを立てるほどの長編ではない程々の長さのSSをここで投稿していきましょう。
けものフレンズの世界の中でのお話でもよいし、キャラクターを借りただけのメタな話もOK
階層構造を用いてレスをすれば、途中で日をまたいでも、ツリー構造表示では連続投稿のように見えるので便利だと思います。
物語の始まりと終わりもわかりやすいかと。
掲示板機能をフル活用していきましょう。画像投稿や、フォントの調整により今までにない表現ができるはず!
[初稿]
初めてSS作りました。
プロット考えずに書き殴ったので、落ちが弱すぎて泣いた。関西人として恥ずかしい。
あんまり学べません。
これをプロトタイプとして、フレンズと学ぶシリーズ作れたらうれしいです。
みんなも作ってくれていいのよ。
フレンズと学ぶ けものの色覚 はじまり
サーバル「ふう~やっととしょかんに着いたよ~」
かばん「ふふ、たくさん歩いたからおなかへったね」
ボス ヒョコヒョコヒョコヒョコ
かばん「こんにちはー!はかせさん、じょしゅさん、いますかー?」
サーバル「あれー?音もしないし、お出かけしてるのかなあ」
かばん「外にいるかもしれないから、おさんぽしてみるのはどうかな」
サーバル「うん、そうしよう!」
ボス ヒョコヒョコヒョコヒョコ
サーバル「がーいど がーいど としょかんがいど~」
?? ムシャムシャムシャ
サーバル「ねえかばんちゃん! あそこにだれかいるよ」
かばん「ほんとだ」
?? ビクッ シュッ
サーバル「なんだ、はかせたちだったのか~」
博士「お、おまえたち、いきなり驚かせるなんてひどいのです!」
助手「びっくりしたのです こんなところで何をやっているのですか」
サーバル「としょかんにきたんだけど、だれもいなかったから探してたの」
サーバル「そんなところでなにやってるの?」
博士「これを食べていたのです りんごという食べ物なのです」
助手「あまくておいしいのです おまえらもたべてみるといいですよ」
かばん「ありがとうございます!」
パクッ
サーバル「おーいしー」
かばん「とってもあまいね」
博士「このあたりの木にたくさんあるので、好きに食べるといいのです」
助手「たまにあまくないのがあるので気をつけるですよ」
ムシャ
博士「こ、これはあまくないのです おいしくないのです」
かばん「はかせさん、それもりんごなんですか?」
博士「かばんはなにを言っているのですか どう見てもりんごなのです」
助手「まんまるなりんごなのです」
かばん「ええ…でもなんか色がちがうような…」
サーバル「? はかせが今食べてるのもさっきのと同じだよ?」
かばん「えっ さっきみんなが食べたのは"あかいろ"で、今はかせが食べているのは"みどりいろ"だよね」
サーバル「かばんちゃん、"あかいろ"とか"みどりいろ"ってなあに?」
博士「サーバルはやっぱりぽんこつなのです」
助手「ぽんこつなのです」
博士「いいですか?"いろ"というのは………………」
助手「どうかしましたか、はかせ」
博士「じょ、じょしゅが説明してやるのです」
助手「な、なにをいいだすのですか、はかせ」
助手「か、かばん!おまえがサーバルに説明してやるのです」
サーバル「はかせたち、ほんとにくわしいのー?」
博士「あ、あたりまえです」
助手「かばんをためしてやるのです」
かばん「ええ…」
かばん「らっきーさん、"いろ"の説明をしてもらえますか?」
ボス「マカセテ ケンサクチュウ ケンサクチュウ」
ボス「色ハ、可視光ノ組成ノ差ニヨッテ感覚質ノ差ガ認メラレル視知覚デアル色知覚、オヨビ、色知覚ヲ起コス刺激デアル色刺激ヲ指スヨ」
サーバル「わかんないや」
かばん「サーバルちゃん そらとうみ、らっきーさんってみんなおなじ感じがしない?」
サーバル「うんー?にているかも」
かばん「それを"あおいろ"っていうんだよ」
かばん「木や草、ぱんさーかめれおんさんは"みどりいろ"だよ」
サーバル「たしかににてるね!」
サーバル「でも、かばんちゃん りんごはおなじ"いろ"だったよ?」
博士「そうなのです さっきのりんごはおなじだったのです」
かばん「ええ… どういうことだろう」
ボス「カバン チョット ツイテキテ モラッテモ イイカナ」
かばん「? わかりました」
助手「いったいなんなのでしょう」
ボス ヒョコヒョコヒョコヒョコ
ボス「コレダヨ コレダヨ」
博士「これは何の本でしょう」
助手「"いろとけもの"という名前なのです」
サーバル「あっ みどりいろがあるね!ほかのも"いろ"なのかなあ?」
博士「かばん これはいったいなんなのですか」
助手「よくわからないものがならんでいるのです」
かばん「! もしかして…」
かばん「あの…ひとつためしてみたいことがあるんですが…」
ペラペラ
かばん「こっちの絵とそっちの絵のちがいってわかりますか?」
サーバル「ねこの絵がかいてあるぺえじだ」
博士「ほとんど同じなのです」
かばん「やっぱり」
かばん「どうしてかわかりませんが、ぼくだけにみえる"いろ"があるようです」
かばん「ぼくには、このふたつの絵はちがうようにみえます」
サーバル「え、えー!」
博士「ではさっきのりんごも」
助手「かばんだけがちがいをわかった、ということですか」
博士「ヒトにはまだまだふしぎなところがあるようですね じょしゅ」
助手「われわれに見えないものが見える、おそろしいのです はかせ」
ののののののののののののののののののののののののののの
ボス「これから先はパークガイドロボットのボクが説明するよ」
ボス「実は動物によって見える色が違うことが知られているんだ」
ボス「例えば猫は、赤や緑をうまく識別できないよ」
ボス「そのかわり、暗いところでも目が見えるようになっているんだ」
ボス「猫は夜行性だから、暗いところでも獲物が狙えるようになったんだね」
ボス「次は鳥を紹介するよ。昼に活動するから、色がよくわかるようになっているんだ」
ボス「人間よりもずっと多くの色が見えるようになっていて、紫外線も見えるよ」
ボス「植物を見つけるときや仲間を探すときに、紫外線でしか見えない模様で判断しているんだよ」
ボス「でもフクロウは夜行性だから、暗闇でも獲物を見つけやすいように、色は見えないけれど夜目がきくんだ」
ボス「その他に、ヘビは赤外線が見えるよ。ピット器官だね。これのおかげで、暗闇でも生物がよく見えるんだ」
ボス「色が全くわからない動物もいるんだよ」
ボス「ちなみに、ボクは電磁波全てが見えるように作られているよ」
ボス「ところで、キミは色がちゃんと見えているかな?」
ボス「キミが見ている色とフレンズが見ている色が違うように」
ボス「ヒトの間でも見えている色が違うかもしれないね」
ボス「キミの"あか"と、ほかの人の"あか"は同じ色なのかな…?」
フレンズと学ぶ けものの色覚 おわり
最後の文章か本当にぐっとくる
みんなけものフレンズを見ていても同じけものフレンズを見た人は厳密に言えばいないんだよね
違う瞳に映って違う感情を持った人を否定しない優しさが必要だなって
本編もとても楽しく拝見しました
「あ、これゆゆ式先生で習ったやつだ!」フレンズと学ぶ けものの色覚 あとがき
フレンズはヒト化していますが、色覚は元動物のままであると仮定した話を作ってみました。
サーバルちゃんはかばんちゃんの赤い服が赤く見えていないはず。
鳥類のフレンズはものすごく鮮やかな世界で見えているでしょう。
最後のボスの会話(及びこのSS全体)は、色から出発してクオリア問題に興味を持ってもらいたいので書きました。
色の感覚質は絶対的な表現ができません。
色は光そのものではなく、あなたの中にのみ存在するのです。
色覚の異なる動物という身近な話題からスタートすれば、クオリアとは何ぞやを理解しやすいかなと思います。
言われてみればフレンズって動物の特徴引き継いでいるわけですけど
ヒトの見える範囲の色を認識できる設定なんですかね。
確かに色の見え方からクオリアに持っていくのは直感的で面白い。
あと、説明に切り替える合図として
「の」が並ぶのいい表現方法ですね。
色覚の違いがあるからばすてきでは違う色のタイヤを入れた説というのを聞いたことがある気がするのだ
おもしろいし為になるー!
面白かったです
大人にとっても為になるし
もっと砕いて簡略化すれば子供向けの
話としてもいけそうな気がしますねーこれ
わかりやすくてたーのしー!教材
勉強になりました
凄く深くて、引き込まれました!
迚も面白かったです。
勉強に成ります。
みんな感想ありがとねねね。
とてもはげみになるよよよ。
人生で初めて創作活動をしてみたけれど、妄想を具現化するのも楽しいねねね。
みんなに興味をもってもらえるような蘊蓄をこれからも投稿できたらいいななな。