【みくろフレンズ】
~フレンズで学ぶ免疫Ⅱ~
アライ
「さあ今日も張り切って仕事をするのだ。
特に今は花粉症の季節だから鼻水増産期間。
大忙しなのだ。
まずは核(としょかん)に行くのだ」
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アライ
「たのもー! なのだ」
博士
「騒がしいのが来たのです」
助手
「DNA(レシピ・設計図)ですね。 そこの本棚にコード順に収めてあるので勝手にコピーして持って行くのです」
アライ
「分かったのだ。
え~と鼻水、鼻水…と。 は行の棚にあったのだ。
これをメッセンジャーRNA(あんきパン)に転写して、と。
出来たのだー!
お邪魔しましたのだ」
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アライ
「う~ん、いつ見ても解読不能なのだ。
-というわけでビーバー、頼むのだ」
ビーバー
「了解っす」
ビーバーは「あんきパン」に書かれた鏡文字の塩基配列(暗号)を解読し、
トランスフォーRNA(丸太)をプレーリーに渡す。
プレーリー
「ガリガリガリガリ…」
プレーリーはリボゾーム(3Dプリンター)に丸太を入れると、見事バケツ〇杯分の鼻水が出来上がったのだった。
アライ
「この調子でお願いするのだ」
アライさんは鼻水の入ったバケツ運ぶと、鼻粘膜を洗うために放水するのだった・・・
鼻水たれてますよ」
隊長
「え…?」
ミーア
「夜更かしなんてしてるからですわ」
マイルカ
「はい、ティッシュ」
隊長(気のせいかな、体がダルい気がする・・・?)
「ありがとう」
インフリアンがピッキングを行い細胞に侵入すると、
核(としょかん)で自身のDNAをメッセンジャーRNA(暗鬼パン)にコピー。
トランスフォーRNA(黒塗りの丸太)を使ってリボゾーム(3Dぷりんたー)も無断使用。
自分のコピーを、わっせわっせと作るのだった。
丸太を使い果たすと、生み出された大量のインフリアンは細胞を破壊して飛び出した。
そして次の取り憑く細胞を物色する・・・
博士
「このウィルス特有の隠密行動を『潜伏期間』と呼ぶのです。
短いもので2~3日、長いもの(狂犬病やエイズ)で数年に渡るものまであるのです」
助手
「この間は検査キットを使っても『陰性』となることが多いのです。
あと水疱瘡や帯状疱疹は陰性⇔陽性を行き来するのです。
なぜなら免疫細胞に殲滅される前にサバンナシマウマのように体内(神経節)に隠れてしまうのです」
ギンギツネ
「あと陰性の間なら『ワクチン』は効くけど、発症してからは効かないわよ。
細菌と違って特効薬も無いのが厄介ね」
なるほど鼻水はセルリアンが原因だったのだな
ワクチンは結構勘違いしてる人多いよね
セルリアン=災害のようなもの、という考えに基づくと病気もそうですよね。
逃げる(防ぐ)のが基本ですが、振り掛かる火の粉は払わざるを得ない時もある・・・
ワクチン・特効薬は並びで紹介されることが多いので、敢えて説明を入れました。
いちいち言わなくても分かってるだろうなのか、伝え手が理解してないのか・・・?
勉強になりますね
この潜伏期間というのが厄介なんだよなぁ
そう言って頂けると書いた甲斐があります。
ウィルスは生物<非生物と扱われがちですが、
個人的には かなりの「したたかさ」を感じます。
そういえばはたらく細胞という擬人化作品がありましたね
体のいろんな機構やらウイルスやら、のほほんと過ごす自分一人の中にもたくさんのフレンズとセルリアンがいるんだなぁと思います
あちらは絵が付いてるので分かりやすいですよね。
なのでこちらはフレンズとセルリアンの力を借りてみましたw
普段は意識せず、調子が悪くなっても「なんでこんな目に!」と思いがちですが、
セルリアンハンターのように四六時中、人知れず頑張ってくれている
免疫細胞に感謝! ( ̄^ ̄)ゞ