【みくろフレンズ】
アライ
「ここはいつ来てもジメジメしてるのだ」
フェネック
「そりゃ~高温多湿がヒトの体(細胞)にとって一番いい環境だからね~
細菌やウィルス(セルリアン)にとっても、だけど~」
アライ
「怖い話はヤメて欲しいのだ。
ん? 急に道が狭くなってきたのだ」
フェネック
「あ~ 鼻づまりだね~
こうやって外敵が入ってきにくいようにする生体防御反応の1つなのさ~」
アライ
「お~ フェネックは聡明なのだ」
フェネック
「それほどでもないよ~
体には四六時中セルリアンが侵入してきていて、そのたびに撃退する。
免疫細胞(セルリアンハンター)はそんな闘いを休みことなく、人知れず続けているんだからね~」
アライ
「そうだったのだ… ハンターさん、ありがとうなのだ。
ーと言ってる間にアライさんの配属先に着いたのだ。
フェネックはどこまで行くのだ?」
フェネック
「肺よ~」
アライ
「じゃあココでお別れなのだ」
フェネック
「頑張ってね~」 ノシ
アライ
「よし! アライさんが鼻水ですべてを洗い流してやるのだ。
ふははは!」
博士
「体内で外界と接触する呼吸器官(鼻・喉など)、消化器官(口・腸など)は粘膜で覆われていて、
異物が直接、体内に侵入するのを防ぐ役割も担っているのです。
冬(低温・低湿度)に風邪をひきやすく、暖かくなるとインフルが収束する、というのは
ウィルス自体が高温に弱いのもありますが、この防衛機能への負担が大きい→小さくなるから、だと思われます。
マスクに予防効果がほとんど無いのに『0と言い切れない』のは、
目が粗すぎてウィルス自体の侵入を防ぐ効果は期待できないものの、
口や鼻の湿度を保つ効果はそこそこ有り、免疫力ぅの維持という点においては一役買っているからなのです」
助手
「一般に『風邪の不快な諸症状』と呼ばれる
『くしゃみ、鼻水、咳、鼻づまり、発熱』などは異物を強制的に排除、侵入を防ぐ、ウィルスの増殖を抑える
ーという大切な役割・意味があるのです」
カバ
「いずれ、このシリーズで取り上げると思いますけど・・・
病気と闘ったり、病気に罹った体を治すのはあくまで自分(の免疫力ぅ)。
薬や病院任せじゃダメよ」