人種
帝国は多民族国家であり、約20の民族からなる(旧連邦移民や南米人など纏められているところもある)。ヴァイオレット朝成立時よりアステシア人、ポルトガル人、カタルーニャ人、バレンシア人、ガリシア人は中核をなしてきた。帝国成立前から直後にかけて旧バルカン半島から流入した旧連邦移民は、帝国の成立に貢献したものの連邦内戦を首謀者としても見られておりイベリア人との民族問題が発生している。ディートリヒ帝(モルトラヴィス1世)の治世に「刈り取り政策」の下で同化政策が推し進められた結果、権利拡大を目指したSULFやミスリルなどの反政府運動を過激化させることとなった。サビーネ帝即位後からの領土の急拡大によって、モロッコや南フランス、南米が帝国領となりベルベル人やアラビア人などが加わった。言語
●国家公用語…スペイン語、ドイツ語
●地方公用語…アラビア語、ベルベル語、フランス語、カタルーニャ語、バレンシア語、バスク語、ガリシア語、アラン語、アストゥリアス語、アラゴン語、ポルトガル語など
多民族国家故に抱える言語は多く、帝国ではスペイン語を公用語として帝国憲章にて明記している。帝国では、多言語社会における対応を迫られたため国民の公用語習得をはかるとともに言語教育に力を入れている。帝国軍や諸王国軍においてもスペイン語習得は必修とされ、軍の連携体制の構築を行っている。
また、皇族の慣習によりドイツ語が公用語に指定されており戴冠式などではドイツ語、スペイン語の両方が使われる。宗教
帝国の国教として知られるキリスト教カトリックは、国内の50%で約半分を占める。次にアフリカや南イベリアに多く分布するイスラム教スンニ派が23%、帝国北部からもたらされたプロテスタントや旧連邦移民が広く信仰する東方正教会など幅広い宗教がある。国事行為などではカトリックの影響が強い。教育
帝国において、初等教育学校6年(6歳〜12歳まで)、中等教育学校3年(12歳〜15歳まで)、前期高等学術学校3年(15歳〜18歳まで)の3過程に分かれる。
帝国では、多言語・多民族社会のために教育に力を入れており、初等教育から中等教育までは帝国政府及び諸王国政府が教育費等の支援を行う。
後期高等学術学校の例として、バルセロナ海軍大学、マドリード文化大学、ポルト国民語学文化大学、サラゴサ農業大学など。
帝国が掲げる「教育・軍事・産業」の成長目標の一つとして特に力が入れられてきたため、2019年度の国内の識字率は98.1%と高い水準を維持している。