クーデター以降、企業達は"政府の力を借りない"形で帝国としては初の南極進出を果たし研究拠点を建設した。名前は帝国企業連合機構(IBALLI)へ南極進出を提言した第一人者であり研究者のナーリスヴァーラ夫妻から。
企業の出資(主にエレナ・ニーナとANH、アルメリア海洋権益保証基金会の3社)を受けて複数の研究室が様々な課題に向けての研究を行っている。
・ヒミノ研究室
極地生態系の保護を目的とする研究室。という建前でエーギル関連の研究を行う。極地の環境におけるエーギルの生存性や特性の研究が主
責任者は旧連邦移民二世で生物学者のヒミノ・アオイ(氷見野 翠)。
・ハインリヒ研究室
気候変動の影響に関する研究を行う研究室だが、南極での作物栽培に関する研究も行っている。南極は極端な寒冷環境や土壌の欠如、限られた資源などにより全く農業に向く環境ではない。しかし、ハインリヒはコンテナ型の温室で土を使わず水耕栽培や水霧栽培を採用する計画を立案した。物資輸送が限られる中、南極で野菜を食べられるのは研究者たちにとってとてもありがたいことである。将来的には月や火星での宇宙農業にも応用できるだろう。
責任者はサラゴサ農業大学教授であるハインリヒ・C・イェリネク。
・イロフスキー研究室
新素材などに関する研究を行う研究室。物質の実験や解析など。責任者はユスチン・イロフスキー。
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