小話:アニーウェとお茶
ある日の昼下がり…
アニーウェのアニーはニホンイタチに絡まれていた
ニホンイタチ
「アァニーウェッ!腕相撲で勝負だっ!」
アニー
「悪いがそんな暇はねえ」
アニーはニホンイタチを軽くあしらうと「ある場所」へと足を速めた
ニホンイタチ
「んもー!特訓してきたのにぃ!」
そんな駄々も無視して歩くアニーの後ろ姿を見てニホンイタチは思う
暇フレンズである(独断と偏見)アニーが私の誘いを断るなんて…
ニホンイタチ
「…ついて行っちゃえ!」
そうつぶやくと、抜き足差し足、静かにアニーの後を追いかけた
そうこうしている内に、とあるカフェにつく
あのアニーがカフェに…意外と思う間もなくとあるフレンズと会話しているのを見かける
白く長いポニーテール…パラワンスカンクアナグマだ
アニー
「悪い、待ったか?」
パラワン
「いいえ、私もつい先ほどついたばかりですのよ」
といった会話をしながら席についた
何が起こるんだ?とニホンイタチは興味津々だ
パラワン
「あなたとの親交を深めたい為にここを選んだのはわけがありまして…」
アニー
「わかってるって、「もりんご」だろ?」
パラワン
「「ガ」ですわ。モリンガ」
修正を入れられるアニーを見て、アニーらしいやと鼻で笑うニホンイタチ
なんでもいいだろ?と少し焦るアニー
そんな他愛もない会話が続くうちに、そのモリンガが到着した
アニー
「それじゃ飲むぞー」
そう言ってアニーは一気飲み!すると…
アニー
「…っ!!!!?」
苦い。苦いのである
お茶自体飲んだことのないアニーはいつも自分が欲する味、甘味とは真逆の位置に存在するようなそれを瞬時に「やばい」と感じたのであった
だがそれに追い打ちをかけるように、パラワンの視線
パラワン
「どうでした?」
まずい。そう言いたい
パラワン自身も口に合わなかったらどうしようとひやひやしていそうだったがつい
アニー
「ん…んまいよ…」
言ってしまったのである
よかったとほっとするパラワン、言ってしまったが顔に出ているアニー
それを全て見ていたニホンイタチは
ニホンイタチ
「アニーはお茶に弱い…っとメモメモ
今度お茶早飲み勝負でもしようかなーうふふっ」
と、しっかり覚えてアニーとの次なる勝負に胸を躍らせるのであった。
今回は挿絵から描くことができましたまぁ完成から何日経ってるんだって話ですがね
予想以上に地味な絵面になりそうなのでニホンイタチをぶちこみました
栄養はありそうやけどなー味はあんまりよくなさそうやなモリンガ
お茶=苦いですからねぇ砂糖どれだけ盛っても甘いお茶なんてないのだ…
たしかにニホンイタチちゃんもいると物語に元気が+されてる気がしますね
モリンガって調べるとワサビノキ?って名前がすでに辛そう…
ニホンイタチ万能説
ワサビ…そこまで調べてなかった辛いのかなぁ
弱点が一つバレましたねw
今後出番があるかはわかりませんけどねー