アカギツネ
「どうもー キツネルドでーす」
ギンギツネ
「皆さんから見て左からアカギツネ、ギンギツネ、キタキツネの3人でお送りします」
キタキツネ
「個人名も覚えて帰ってください」
アカ
「唐突やけど改名したいんよね」
ギン
「一旦ギンギツネとキタキツネだけ覚えて下さーい。
何言い出すの? せっかく3に実装されてこれから知名度も上がっていくでしょうに」
キタ
「もしかして姓名判断的な? 『アカギツネ。』にするとか・・・
いっそ『モンキッキー』にでもする?」
アカ
「誰が『おさる』やねん。 キツネやし。 しかも古いし…
むしろ逆」
ギン
「逆?」
アカ
「アカギツネって口に出して言ってみてくれる?」
キタ
「ア・カ・ギ・ツ・ネ」
アカ
「ほら、ソレよ」
ギン
「どれよ?」
アカ
「その『ア』と『カ』の無防備さ・・・
今ここに刺客がおったら稲荷寿司やカッパ巻きみたいな雑魚寿司を口に入れ放題なわけよ?」
ギン
「この話のどこに『逆』要素ありました? それより・・・」
キタ
「刺客って・・・」
アカ
「あなたたちはいいよ、キタキツネは『タ』だけだし、ギンギツネにいたっては『ア段』がないんやから。
でも、こっちにしたら死活問題なんよ」
キタ
「ちょっと検証してみてよ。
ホントに名前を言う間に稲荷寿司を入れる隙があるかどうか・・・」
アカ
「他人事やと思って・・・ まあ、やってみるけど…
ア・g…」 orz
客席「ざわ…」
キタ
「ちょ… アカギツネ?
って口に稲荷寿司が詰められてる!?
刺客? ホントに刺客なの!?」
ギン
「落ち着いて、キタキツネ。
『ごるご』じゃないんだから・・・
稲荷寿司で狙撃する刺客なんているはずないじゃない」
キタ
「どうしよう、ギンギツネ… これじゃ舞台どころじゃないよ。
そうだ! 名前に『ア段』の入ってるボクも改名しなきゃ…」
ギン
「キタキツネ…?」
キタ
「早くしないと、ボクも雑魚寿司を口にツッコまれちゃう・・・」 うろうろ…
ギン
「キタキツネ、落ち着いて・・・あと、その発言は取り消しなさい?」
キタ
「え… 何?
そんなに改名するのが悪いこと?」
ギン
「無意識にそういうことを言っておいて、そのことに気付きもしないのね…」
キタ
「なに? ギンギツネ、怖いよ…」
ギン
「お前の名前を言ってみろー!」ヽ(`Д´)ノダン!
キタ
「え、『じゃぎ』?
分かったから。 言うから落ち着いて?
いつものギンギツネに戻って・・・」
ギン
「早くしろー!」ヽ(`Д´)ノダンダン!
キタ
「分かった。 分かったから・・・
キ・タぅぇ…」 orz
ギン
「残念だわ、キタキツネ・・・
いい!? 敬愛するオイナリサマの稲荷寿司を雑魚寿司だなんて誰にも言わせない!」ヽ(`Д´)ノダンダンダン!
客席
「やべぇ、ギンギツネやべぇよぉ…」
ー完ー
なんでや稲荷ずしうまいやろ…!
世間的には稲荷寿司=地味〜なザコ扱いなんでしょうね
(確かに大人数用の大皿では日持ちするのもあって最後まで残ってるイメージ)
僕は好きですけどね…
僕の無防備な口にも稲荷寿司を放り込んでお欲しい!
ギンギツネ
「名前に『ア段』がないじゃない!
まず改名してからね」