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【ココスキげぇむⅡ】 (今日11/23はゲームの日)
ヘラジカ
「ライオン、今日の私は一味違うぞ!」
ライオン
「なぁに〜?」 ごろごろ…
ヘラジカ
「いつも肉弾戦では苦渋を舐めているからな。
今回は心理戦だ!」
ライオン
(一番苦手分野なんじゃあ?)
ヘラジカ
「ふふ… モノも言えないくらい驚いているようだな。
これならお前に完全勝利できそうだ。
キタキツネには感謝しないとなぁ」
ライオン
(嫌な予感がするな〜 もしかして今、パーク中に流行ってる…?)
ヘラジカ
「その名も『ココスキげぇむ』だぁ!」
ライオン
(やっばり〜 軍団内でもイチャイチャ、イチャイチャ…)
ヘラジカ
「ルールだが…」
ライオン
「知ってるよ」(さっさと終わらせて、ごろごろしよう・・・)
ヘラジカ
「ほう、さすがだ。
そうなのだ。 ライオンは強いだけでなく聡明だ。
かばんに聞いたが、我が軍の弱点・強化点を掌握し、
怪我をしないようコントロールまでしていたそうだな。
視野が広くて、落ち着きがあって、部下にも慕われている。
何より、こんな私に手加減することなく付き合ってくれる。
とても感謝している。 これからもよろしく頼む・・・」
ライオン
「・・・」
ヘラジカ
「む… 最後はココスキというより挨拶みたいになってしまったな。
しかも全然顔色が変わっていない・・・
今回も私の負けのようだ。
こうなったら我が軍で鍛錬して、再戦を申し込む!
さらばだ!」 …走
ライオン
「・・・」
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相変わらず、独り相撲が好きなヘラジカらしい勝負だった。
どうも私を買いかぶりすぎているところがある。
だから冷静でいられたが危なかった・・・
なんだ最後の「長年連れ添った妻への感謝の気持ち」みたいなのは…
それでも、どうやら顔色までは変わっていなかったようだ。
もし、あのあと私の番があったら・・・
ヘラジカの『ココスキ』をデレずに言えたかは正直、自信が無かったところだ。
ヘラジカは負けを恐れない心の強さを持っている。
真っ直ぐで、なんにでも本気で取り組む。
部下たちを大事にするから慕われている。
なりより、こんな面倒くさがりな私に野生を取り戻させてくれる・・・
ーて再戦って言ってたか!?
いかん! 顔が… ///
ニホンツキノワグマ
「あ、大将。 探してたんです」
アラビアオリックス
「いま、我々で『ココスキげぇむ』というのをやってたんですが、大将も…
って、その顔・・・?」
オーロックス
「やべぇ〜 まだ始まってないのに大将の顔がやべぇよ〜」
再戦のおりには是非口に出してください!
ヘラジカ
「そうだぞ。
私に腹芸は利かんぞ」
ライオン
(察してくださーい!)
ライヘラ!ライヘラ!(゚∀゚)o彡゜
ネコたらしで浮気性なヘラジカに嫉妬するライオン、というパターンもいいですが
こういう王道(?)パターンもいいよね