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けもがたり’19【4月~8月号】 / 1113

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毒棘ゆがみネコ 2019/05/16 (木) 22:13:47

怪鳥サンダーバードより大きかったかも!?
ペラゴルニス・サンデルシ

ペラゴルニス・サンデルシ
ペラゴルニス・サンデルシ (Pelagornis sandersi ) は、北アメリカで化石が発見され、現在は絶滅している鳥で、飛翔する鳥類としては史上最大と考えられる。 発見と研究の経緯 ペラゴルニス類の研究は古く、1857年、フランスのエドワール・ラルテ(Édouard Lartet)により翼の部分の骨格化石が報告され、ペラゴルニスの名が与えられている。すでに、アホウドリの2倍もの大きさであった可能性も示唆された。 1873年にはイギリスのリチャード・オーウェンが頭骨を報告、20世紀に入って多くの化石が追加され、全貌が明らかになった。 現時点で最大の種であるペラゴルニス・サンデルシの化石は、1983年にサウスカロライナ州のチャールストン国際空港の新ターミナル建設現場で掘り出された。この鳥が生きていた2500万年前、ここは海面が10メートル高く、海であった。発掘を指揮したアルバート・サンダースは古代のクジラの専門家で、チャールストン博物館の館長も務めた研究者である。発見された頭骨、翼、脚部の骨は長らくチャールストン博物館で引出しにしまわれたままだったが、ある日サンダースが米国ノースカロライナ州立大学・ブルース博物館(コネチカット州グリニッジ)の鳥類古生物学者ダニエル・セプカ(Daniel T. Ksepka)にそれを見せたことで。この鳥は2014年にセプカによって新種と同定され、サンダースにちなんでペラゴルニス・サンデルシと命名された。 ペラゴルニス・サンデルシの化石は2500万年前のものであり、これは漸新世のチャッティアンにあたる。 体格 ペラゴルニスのサイズは、これまで最大とされてきた(やはり絶滅種の)アルゲンタヴィスを上回るものである。羽毛を除いた場合、アルゲンタヴィスの翼開長は約4メートルだが、ペラゴルニス・サンデルシはさらに約1.2メートル以上長い。 チャールストン空港から出土した極めて保存の良い骨格と、これまで発見されたほかのペラゴルニス類の標本を比較検討して質量…
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