幾度となくキュルルに質問を投げかけ、時には残酷な現実を突きつけた2人
そしてキュルルは物語の果て、1つの答えを導き出す
そこで考えたのは
「ゴクラクの正体はキュルルが抱える疑問の権化説」
途中でゴクラクの2人は深海でキュルルと出会う
この時3人は当然のように呼吸に支障がなかったため、この時間は回想かと思われる
また最後に登場したシーンでは、かばんはゴクラクに一切干渉しなかった
つまり、ゴクラクはキュルルにしか認知できない存在である(場合によっては肉体も保持していない?)
ここでゴクラクが投げかけたのは『おうちはどこにあるのか』『セルリアンを生み出してしまう現状をどう思っているか』『大量のセルリアンをどう打開するか』
という、キュルルが抱える問題を的確に突いてくる
そして、キュルルはその問題に対して(時には曖昧な場合もあるが)答えを導き出していた
そして2人を象徴する『黒』これはキュルルの暗い気持ちや悩みなどを現したカラーとも考えられる
↓以下、かなりこじつけ
「ゴクラクは絵の輪郭のメタファー説」
キュルルが描いた絵に必ず使われている色が1つだけある
それが輪郭に使われる『黒』である
本格的な人はまず下書きから始めるが
絵を描くには、輪郭から描き始めなければならない(そうでなければ、色を塗ることなどできない)
真っ白なスケッチブックに黒い線を入れるのには、そこに何を描きたいのか『迷い』が生じるだろう
そして自分なりに描きたいものを見つけたら、画用紙に黒い線を描き始める
絵の輪郭を描くことと、ゴクラクとキュルルには共通点があると自分は考える
絵を描くとき(パークで生きるとき)
そこには迷いが生じる(そこには問題が生じる)
その迷いは、同じ時に起きる(その問題は、同じ人が教えてくれる)
無理難題ではあるが
迷いの先に、描きたいものが見つかる(問題の先に、自分が求めた答えが見つかる)
そして輪郭を描く鉛筆も、極楽を司るフウチョウも、どちらも『黒』である
眠れなくて深夜テンションで書き上げたから「何言ってんだコイツ」くらいの気持ちでいてネ