ikapan
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2018/10/19 (金) 20:03:28
予告
白い壁に白いタイル。純白の無機質な空間でカラカルは怒鳴った。
「貴方はいつもそうなのよ!!いつもいつも勝手に決めつけて!!」
「もう結構」
長机に腕組みをした面接官は一言、冷淡に呟いた。
「そんな......まだ半分も.....」
「もう結構です。お帰りください」
「っ.......」
カラカルはうつ向き、台本を握りしめた。潰れてしまうほど
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アイスコーヒーをストローでぐるぐるとかき混ぜながら、カラカルは向かいに座るサーバルに呟く。
「めずらしいわね?あんたの方から呼び出すなんて」
「そう?そうかもね。それより、今日はすっごく大事な話があるの」
神妙な顔つきでサーバルはそう言った。
「なによ?」
「カラカルは"セントラル"に行きたいと思ったことはない?」
「セントラル?そりゃあもちろん行きたいわよ?それがどうかしたの?」
「実はね.....」
「......?」
「わたし、セントラルに行こうと思うの」
沈黙の中、アイスコーヒーの氷がカラン。と音を立てた
【けものフレンズ~おやすみパークセントラル~】
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