一方少し時間を巻き戻して場所は美々宅。
美々を送った夫婦はテーブルの椅子に腰掛け向かい合った。
母「本当に美々をジャパリパークに行かせて良かったのかしら…あの日からずっと動物恐怖症なのに…」
父「元々美々は動物が大好きだった。この街なら誰よりも。だから、その時を思い出して欲しいんだ」
母「だからって…無理矢理トラウマを掘り返させるようなことをしなくても!」
父「決めた時に言っただろう。美々は父さんと母さんの子で強い子だ。それにパークには僕の研究で度々助言をいただいたカコ博士がいる。だから、大丈夫」
父は母を慰める。そして、庭を眺めた。庭のある木の下に動物の墓と夢に出てきた猫型の動物の遺影が置かれていた
父「クオン(久遠〕…美々を見守ってくれ」
家族は美々が無事にパークでやっていけることを願った。
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