大まか設定
鉄道のフレンズは帽子を筐体として車両を呼び出すことができる。基本的に呼び出し状態で列車を運転し、もちろん置いておくことも可能だ。呼び出した電車は普通のフレンズが動かすことはできない。呼び出し状態の鉄道フレンズは帽子がない。
個々の鉄道フレンズの紹介
・月光
581系電車のこと。交流専用の寝台列車。
名前は581系だが、なんだか愛称として言うにはしっくりこないので、普段は「月光」と名乗っている。
寝台特急の中で、当時のサラリーマンを支えた車両ともあり、どんな人にも優しく接する。
・明星
583系電車のこと。交直両用の寝台列車。
こちらも愛称としてしっくりこないので普段は「明星」と名乗っている。
581系とは双子のような関係。性格も似ているし、声も似ているので、二人がいると、どっちがどっちかわからない。
違いを見抜くには電流の種類を見るか頭の帽子のミニ電車のマークを見ればいい。
・出雲・瀬戸
285系電車のこと。本当の名前は「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」。
普段は「出雲」「瀬戸」と名乗っている。瀬戸用編成と出雲用編成の両方がいる。
581系と583系以上に見分けがつかない。でも区別はあるらしい。性格は二人とも明るいほうである。
・瑞風
87系気動車のこと。電車ではなく気動車。
普段は「瑞風」と呼ばれている。ちなみに本当の名前は「Twilight Express 瑞風」。
乗車チケットがないと乗ることができない。しかし、サービスは一級品。
どちらかといえば慎重派である。
ここは、鉄道のフレンズたちが拠点とするパークセントラルに仮設置された駅舎。たくさんのフレンズたちが様々な場所へと行くための玄関口でもある。現在時間は午前8時。この時間は多方面から寝台列車たちがやってくる。現在ホームには明星が停車し、行先表示を変え出発まで待っていた。
そこにサンライズ出雲・瀬戸がやってきた。彼らはアンインちほーからフレンズたちを運んできたようである。たくさんのフレンズが降りてきた。眠い目をこすって歩き出すものから、すっきりしたような顔で出てくるものもいた。
全員が降り終わったあと、明星のもとに出雲、瀬戸がやってきた。
瀬戸
「いやーただいま。今日も疲れたな。明星、お前の車両のベッドで寝させてくれよ。」
出雲
「賛成~。僕も今日は疲れちゃった。何せ瀬戸と一緒に連結して運転してたものですし今日は特にフレンズが多かったのでサービス対応結構疲れました~。」
明星
「いいよ~。俺は普通に月光待ってるし、ゆっくりしてきな。」
出雲・瀬戸
「わーい!じゃあ寝てくるね!」
明星
(狭いけど承知だよね。)
さっさと出雲・瀬戸は眠りに行った。
しばらく待っていると午前9時頃に月光がやってきた。ホートクちほーの交流区間がある路線からやってきた。
さっきの出雲・瀬戸のように全員が降りた後に月光が疲れた顔して降りてきた。瑞風が車内を見回った後に月光と一緒に明星と駆け寄ってきた。
明星
「月光兄さんお疲れ~。というか瑞風君も一緒なんだ。」
瑞風
「たまたまホートクちほーで試運転してた時にワンマンで月光先輩が運転してたから、乗務員の名目で乗らせてもらってたんだ。」
月光
「ほれ、明星よ今日の弁当だ。」
明星
「どうも。今日も特殊弁当みたいだね。」
瑞風
「どこが特殊なんだ?ただのサンドイッチの弁当じゃないか。」
明星
「幕の内弁当以外の弁当は全部特殊弁当っていうんだよ。」
月光
「国鉄時代の分類なんだけどさ、結局特殊弁当とか言いながら別に特殊でも何でもないんだよね。」
なんとなく雑談をしながら、その後を過ごしていた。
彼らはその後、581系の寝台の中でゆっくり眠った。