ikapan
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2018/06/01 (金) 23:38:46
かばんからの唐突な頼みにツチノコは眉を潜めた。
ツチノコ「あぁぁ!?な、なに言ってんだお前!?」
かばん「お願いします!ここに行けばヒトについてなにか分かるかも知れないんです....!」
ツチノコ「だからって何で俺を....」
かばん「ツチノコさんは遺跡に詳しいですよね?一緒に行ってもれらえると助かるんですが.....」
ツチノコ「むぅ.....」
ツチノコは悩んだ。新たな遺跡に出会えるのは確かに魅力的だが、ツチノコは今までずっと一人で行動してきた。この旅に同行したとして、かばん達と上手くやっていけるか不安だった。
かばん「......この旅に一緒に来てくれたら、これを差し上げようと思っていたのですが.....」
かばんが残念そうな顔でポケットからコインを数枚取り出した。
ツチノコ「....!じゃ、ジャパリコイン!!」
かばん「としょかんで見つけたんです。しかも、かなりきれいです」
ツチノコはしばらく唸ってから答えた。
ツチノコ「分かった.....行くよ...」
かばん「ありがとうございます!!」
喜ぶかばんをみてツチノコは苦笑して呟いた。
ツチノコ「世渡りが上手くなったな....」
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