2018年
とある夏の日の夜。
「こちらセルリアンハンター、こちらセルリアンハンター。グループコード:0000、応答せよ。繰り返す。グループコード:0000、応答せよ。」
暗い足元を見つめながら、ヒグマはそんな声を持っていた通信機器へと吐きかけた。
《こちらグループコード:0000です。ヒグマさん、何かありましたか?》
通信機器からは、そんな声が漏れだす。
その声は紛れもない、かばんの物であった。
「ああ。悔しいことが起きた。これでもう、二十人目だ。」
ヒグマはかばんの声に、そう答えた。
そして続けた。
「全く、あの犯人はいつになったら。正体を表すんだ。被害者が増えていくだけで、他は何も変わりはしない。」
この事件が始まったのはつい、一ヶ月前のことだった。
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こんな感じで昨日、プロローグが終了した訳ですが…。
さて、すみませんが続きは後で更新です。
**どんな風に始まったのか。**
**真相を、追い始めた日の物語です。**