真っ白な世界だった。
明順応が追いつかない。
やっと目が慣れたと思って見回すと、そこは5m四方程の白い部屋だった。
部長「何だ、ここは?」1人に戻っていた。
部下「え?え?」キョロキョロ見回し戸惑っている。
よく見ると、天井も床も白。立方体の部屋だった。
壁にも床にも目を凝らさないと分からないような細かい穴が無数に空いている。
ーと、音もなく壁の一部が開いて男が入ってきた。
ツアーコンダクター「お楽しみ頂けましたか?」
酒瓶を1本ずつ両手に提げている。
部下「二刀流!?」
部長「それで俺たちを2回攻撃するつもりか?」
ツアコン「おっと失礼。ついクセで」一升瓶を床に置いた。
係長「あなたは・・・」
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