ikapan
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2018/04/03 (火) 13:24:34
本文11
カレント「どうもこうも、君はこの意味が分かったからこのカウンターに来たんじゃないのか?」
彼女は肯定も否定もしなかった。ただ黙って前を見つめていた。
トワ「カレントさん。これは一体...?」
トワが話について行けずに困惑する。
カレント「実はな、あのメモに書いてあるのは俺がある人物を見かけた時間と場所なんだ。」
トワ「昨日の夜10時。管理センター....ぼく..俺と会う少し前ですね...一体誰を見かけたんですか?」
カレント「俺が彼女を見かけた時、彼女は管理センターに"鳥のフレンズの形をしたセルリアンを見かけた"と必死に訴えていた。」
トワ「え!?」
???「・・・・・・」
カレント「君が"フレンズの形をした空飛ぶセルリアン"と言う単語に反応した時もしやと思ったんだ。背格好が彼女とよく似ていたからな。最初は何故顔を隠しているのか分からなかったがすぐに分かったよ。君も奴等に出会ってしまったんだ。」
???「・・・・・・・・」
トワは話が全く分からずに一人おいてきぼりを食らった気分だった。
カレント「それで、君にあのメモを見せたら案の定このカウンターにやって来た。確信は無かった。賭けだった。」
トワ「カレントさん。さっきから何を...」
カレントはトワの声など耳に入らなかったかの様に続けた。
カレント「だが、この賭けは成功だった様だ。そうだろ?アライグマ。」
To be continued
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