けものフレンズBBS NEO

みんみ教徒の集い / 3558

3592 コメント
views
90 フォロー
3558
流浪のみんみ教徒 2022/12/16 (金) 03:33:33 457e0@6cb00

本日は1966年に国際連合の総会にて「国際人権規約」が採択された日であります。
・国際人権規約とは1966年12月16日に国際連合の総会にて採択された、
 下記の国際規約などを含む総称であります。
 ・「人権に関する多国間条約である経済的、
   社会的及び文化的権利に関する国際規約」(社会権規約、A規約)
 ・「市民的及び政治的権利に関する国際規約」(自由権規約、B規約)
 ・上記の国際規約の選択議定書
 「世界人権宣言」の内容を基礎として条約化したものであり、
 国際人権法にかかる人権諸条約の中で最も基本的かつ包括的なものであります。
・国際連合憲章は前文において、「基本的人権と人間の尊厳及び価値と
 男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認」するとしており、
 第1条で「人種、性、言語または宗教による差別なく
 すべての者のために人権及び基本的自由を尊重するように助長奨励すること」を
 国際連合設立の目的の一つとしております。その背景には、
 ・1930年代に登場したナチスドイツをはじめとする全体主義国家において
  人権が抑圧されており、人権の国際的な保障の必要性が認識された事
 ・連合国は大西洋憲章にて、戦争目的として全人類の「恐怖及び欠乏からの解放」
  「生命を全うすることを保障するような平和の確立」を掲げていた事
 ・西側諸国にとって経済活動の自由を保障する基盤の整備の必要があった事
 などがありました。しかし、国連憲章の文言は具体性を欠いていたため、
 1946年に設立された国連人権委員会が人権規定の具体化作業に着手しました。
 人権委員会当初は単一の国際人権章典の作成を目指しておりましたが
 容易ではなかったため、1948年にまずは国連総会にて「世界人権宣言」を
 採択する事としましたが法的拘束力が無いために実効性を欠く事となりました。
 人権委員会はその直後から条約の起草作業を開始しましたが、
 自由権のみならず社会権を含めるか、含めるとすれば一つの規約で定めるか、
 実施措置をいかなる形で定めるかという点で国連加盟国間で議論が続きました。
 自由権と社会権の相互依存性から規約に社会権を含める方針が定まりましたが、
 その後も、社会主義国が一つの規約にまとめる事を主張したのに対し、
 西側諸国は伝統的な分類に従って自由権と社会権の二つに分ける事を主張し、
 結果的に後者が採用される事となり、起草作業は1954年に終了しました。
 その後、国連総会(第3委員会)での逐条審議が行われ、
 1966年12月16日の第21回国際連合総会で採択され、1976年に発効しました。
 また、1989年12月15日に自由権規約の第2選択議定書
 (死刑廃止議定書)が採択されて1991年7月11日に発効し、
 更に、社会権規約の個人通報制度を規定する
 社会権規約選択議定書も2008年に採択されて2013年に発効しております。
 本規約の履行を確保するため、締結国は国際連合に対して
 規約実現のために取った措置などに関する報告義務を負う事となっております。
・日本は1979年に社会権規約・自由権規約ともに批准しておりますが、
 以下の点については国内法との関係から留保及び解釈宣言を行っております。
 ・中等教育の無償化(2012年9月11日に受諾)
 ・労働者への休日の報酬の支払い
 ・公務員のストライキ権の保障
 ・社会権規約・自由権規約の「警察職員」には消防吏員も含まれると解釈
  (2012年11月に有識者委員会から「消防吏員については受諾し
   団結権を容認するのが適切」と答申が発されており、
   地方公務員法改正案も提出されている) 
 「市民的及び政治的権利に関する国際規約の選択議定書」(第1選択議定書)と
 「市民的及び政治的権利に関する国際規約の第2選択議定書」(第2選択議定書)
 には批准しておらず、これは第1選択議定書は司法権の独立が懸念される事、
 第2選択議定書は死刑廃止を定めている事が主な理由であります。
 これに対して「国連規約人権委員会」からは、第1選択議定書の早期批准、
 国内法では救済されない場合がある個人による通報制度の整備、
 人権侵害の申し立てを受ける独立機関の設置、
 「公共の福祉」の厳格な定義、死刑廃止への改善、
 市民の政治的意思表明権の完全な保障などが求められております。
上記の規約は国民の自由かつ健全な生活等を定めたものであり、
ジャパリパークにおいても様々な権利などが定められているものと考えられます。
ここで一つ考える必要がある点といえばフレンズという存在の特殊性であり、
権利等がどこまで認められているのかといった点は難しい課題でもあります。
しかし、場合によっては職員とフレンズが協力して問題の解決にあたる事もあり、
アニメ一期の第十一話にてその様子が音声のみでありますが描写されております。
私達の生活は様々な方々の働きが重なる事によって支えられておりますが、
それは一部の方々にとって自由が制限されるものであってはなりません。
しかし、非常に多くの方々が関わられる事だけに難しい課題であり、
これが世界の平和にも繋がるものである事を肝に銘じておきたいものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

通報 ...