本日はドイツの医師/細菌学者でいらっしゃる、
ハインリヒ・ヘルマン・ロベルト・コッホ氏の誕生日であります。
ルイ・パスツール氏と共に「近代細菌学の開祖(細菌学の父)」とされております。
因みに、ルイ・パスツール氏に関しては2020年7月6日に
書き込みをさせていただいております。
・1843年12月11日、当時のハノーファー王国・ニーダーザクセン州の
東南にあるクラウスタール(現在のクラウスタール・ツェラーフェルト)にて、
父親のヘルマン・コッホ氏と母親のヘンリエッテ・ビーヴェント氏の
ご子息としてお生まれになり、後にゲッティンゲン大学を卒業されました。
1876年、炭疽菌の純粋培養に成功、炭疽の病原体である事を証明され、
この事によって細菌が動物の病原体である事を証明され、
その証明指針である「コッホの原則」を提唱されました。
1882年3月24日には結核菌を発見され、ヒトにおいて炭疽菌と同様に
病原性の証明を行われました。そして論文「結核の病因論)を著され、
ヒトにおいても細菌が病原体である事を証明されました。
(後にこれを記念して、3月24日は世界結核デーと制定されております。)
1883年にインドにおいてコレラ菌を発見され、1890年に結核菌の培養上清から
ツベルクリン(結核菌ワクチン)を創製されました。当初は治療用でありましたが
治療用としては効果がなかったため、現在では診断用のみに用いられております。
1897年にロンドンの王立協会の外国人会員に選出され、
1905年に結核に関する研究の業績よりノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
その後、ベルリン大学で教鞭を執られ、主な教え子として、
ドイツの細菌学者のゲオルク・ガフキー氏(腸チフス菌を発見)、
フリードリヒ・レフラー氏(ジフテリア菌の分離に成功、
口蹄疫ウイルスを発見)、
パウル・エールリヒ氏(化学療法の研究により1908年に
ノーベル生理学・医学賞を受賞)、
ドイツの医学者のエミール・ベーリング氏(血清療法の研究により1901年に
ノーベル生理学・医学賞を受賞)、
日本の微生物学者の北里柴三郎氏(破傷風菌を純粋培養、血清療法を発見/確立、
ペスト菌を発見)などを輩出されました。
1908年には北里に招待され、来日されました。
1910年5月27日、当時のドイツ帝国/バーデン大公国南西部の
バーデン=バーデンにて66年の生涯を閉じられました。
フレンズの皆様もヒトと同様に細菌の影響を受けられると考えられるため、
ジャパリパーク内の研究施設では細菌や微生物などに関して
医学的な研究も進められているものと考えられます。
また、パークでは職員やフレンズの方々に対してメディカルチェックが行われ、
いざという時のためにワクチンなども用意されているものと考えられます。
私達の世界では未だに新型ウイルスの影響が根強く、
以前のような行動制限などの措置こそ必要とはしないものの、
ウイルス蔓延以前の生活に戻るにはまだまだ年月がかかる可能性があります。
1日も早くウイルスの脅威が去る事を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。