本日は国際民間航空デーであります。
1944年のこの日に、国際民間航空機関の設立を定めた
「国際民間航空条約」(通称・シカゴ条約)の署名が行われました。
その後、1992年の国際民間航空機関の総会にて制定、
シカゴ条約の調印50周年を迎えた1994年から実施され、
1996年の国際連合総会で採択され、正式に承認された国際デーの一つであります。
・国際民間航空機関は国際連合経済社会理事会の専門機関の一つであり、
(International Civil Aviation Organization・ICAO)
本部はカナダのモントリオールに設置されております。
略称は日本語では「イカオ」「アイカオ」と読まれる事が多く、
英語圏では「アイケーオー」と読まれる事が多いですが、
英語圏以外では「イカオ」という読みが一般的であります。
第二次大戦における民間機の発展に伴って1944年12月7日に締結された
国際民間航空条約(シカゴ条約)に基いて、1947年4月4日に発足されました。
シカゴ条約は民間航空機を対象として、領空主権に関して再確認すると共に、
航空機の法的地位を定め、国際民間航空を能率的かつ
秩序あるものにする事を目的としている条約であります。
シカゴ条約批准国は自動的にICAOに加盟する事になっており、
2008年の時点で加盟国は190ヶ国となっております。
日本は1953年にシカゴ条約を批准すると共にICAOへと加盟しており、
1956年以降も理事国の一つとして活動を続けている他、
拠出金もアメリカや中国についで多い額を払っております。
ICAOはシカゴ条約を批准する各国の運輸安全当局の準拠となる、
航空機事故調査に関する条約を定めている他、航空技術の普及/
管制方法の標準化/国境越境時のルール制定の活動の他、
最近では衛星を利用した航空機のナビゲーション技術
(CNS/ATM)の開発なども手がけており、署名国の中で国際的な権限を
与えられている点が他の国際航空運送組織とは異なっております。
他の組織には、航空会社を代表する業界団体である
国際航空運送協会(IATA)などが挙げられます。
ジャパリパークへのアクセスは、けものフレンズのコンセプトデザインにおける
空港のイラストやアニメ一期・第十話における描写からも想像できる通り、
空路によるアクセスも主要な方法の一つであると考えられます。
パークが自前で航空機を運用しているかどうかは判然としておりませんが、
他の民間航空会社の航空機をチャーターしている場合も含めて、
運用にあたっては航空法など様々な法律も関わっていると考えられ、
そして、国としてもICAOのような機関に加盟している事も考えられます。
航空機に関する法律などは自動車よりもはるかに複雑であり、
国際的な運用も含めると多くの人材や費用などが必要となります。
航空業務に携わっておられる方々に対して頭が下がる思いであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。