本日は1768年に「ブリタニカ百科事典」の第1版が発行された日であります。
・ブリタニカ百科事典は1768年12月6日に初版が発行された、
英語で記述された百科事典であります。
110人のノーベル賞受賞者と5人のアメリカ合衆国大統領を含む
4000人以上の寄稿者と専任の編集者約100人によって書かれており、
学術的に高い評価を受けている百科事典であり、
日本語版は「ブリタニカ国際大百科事典」の題名で刊行されております。
1768年から1771年にかけてエディンバラにて
3巻の百科事典として発行されたのが始まりであります。
時代が進むごとに収録された記事は増えていき、巻数は第2版で10巻、
第4版(1801年から1810年)では20巻となりました。学術的な地位の向上は
高名な寄稿者を招くのに役立ち、第9版(1875年から1889年)と
第11版(1911年)は文体と学術的知識において画期的なものとなりました。
版権がアメリカに移った第11版からは北米市場に売り込むため
短く簡潔な記事となっていき、1933年からブリタニカは百科事典として
初めて継続的な改訂が行われるようになりました。
2012年3月、ブリタニカ社は紙の書籍としての発行を取り止め、
オンライン版「ブリタニカ・オンライン」に注力すると発表し、
2010年に32巻で印刷されたものが紙の書籍としては最後となりました。
第15版からは三部構成となっており、以下の通りとなっております。
・殆どが750語以下の短い記事の「マイクロペディア」(小項目事典)12巻、
・2~310ページの長い記事の「マクロペディア」(大項目事典)19巻、
・知識を系統立てる、もしくは概観を示す「プロペディア」(総論・手引き)1巻
マイクロペディアは簡単な調べ物やマクロペディアの手引書としての役割を担い、
記事の概観や詳細を知るためにはプロペディアを閲覧する事が推奨されております。
ブリタニカ百科事典はおよそ50万の記事が約4000万語で記述されており、
この規模は70年以上にわたってほぼ一定に保たれております。
1901年以降はアメリカを拠点に出版されてきましたが、
現在も文章は主にイギリス英語で書かれております。
ジャパリパークのある世界でも百科事典は存在していると思われ、
パーク内の図書館にも所蔵されているものと考えられます。
ただ、フレンズというジャパリパークにのみ存在する動物について
記述がされているかどうかは判りかねるところであります。
今や世界には様々な辞典が存在しており、時代を経るごとに
百科事典においても紙面のみならずデジタル化が進んでおります。
しかし、知識を得る方法として辞典にばかり頼るのは良いとは思えません。
自身の実体験として得られた知識を辞典にて確認/補完するなど、
様々な視点から知識を身につけるのが適切であると私は考えております。
本日もお祈りいたします、みんみー。