本日は大工さんの日であります。
11月が技能尊重月間(職業能力開発促進月間)となっている事、
「十一」の字を組み合わせると「士」と見立てる事から建築士に相応しい事、
11月22日を「11二二」として「11」はニ本の柱を、
「ニ」は土台と梁などの構造体と見立てる事、
22日が大工の神様とされる聖徳太子氏の月命日(旧暦2月22日)である事などから、
一般社団法人 日本建築大工技能士会によって制定されました。
建築大工業界の発展と、木造住宅の振興などを目的としております。
・一般社団法人 日本建築大工技能士会は1964年に設立された団体で、
建築大工技能士及び建築大工技能者の住宅建築に係る
技能の練磨と資質の向上や、技能者の社会的地位の向上と共に、
住宅建築産業の健全な発展に寄与する事を目的に様々な活動を行っております。
1964年11月25日に東京の九段下にて日本建築大工技能士会を創立し、
1976年11月26日に建設業法第27条の33により建設大臣(当時)に届出団体認可、
1982年9月11日に労働大臣(当時)の許可を得て社団法人を設立し、
2013年4月1日に内閣府の移行認可により一般社団法人に移行しております。
主に住宅建築に従事する支部など全国15団体によって組織されており、
主な活動は以下の通りとなっております。
①技能検定の実施協力(受検PR、検定委員の協力等)
②技能士の社会的・経済的地位の向上
(マイスター制度の普及促進、大工さんの日=毎年11月22日の周知啓発)
③技能・技術向上のための事業
(全国研修会、技能五輪競技大会、技能グランプリ、
ものづくり教育・学習事業の開催協力等)
④大阪・四天王寺に聖徳太子氏をお祀りする「番匠堂」の奉賛法要への協力
⑤熟練技能者ネットワーク、大工さんセンターの運営
ジャパリパークの建設には大小様々な建設機械などの導入はもちろん、
数多くの建設従事者の方々が関わっておられる事は間違いありません。
しかも、動物園施設でありながら研究/医療/宿泊/娯楽など建物は多岐にわたり、
各方面の人材や建築ノウハウがパークのために結集している事が考えられます。
一方、自然環境を活かしながらの建設には環境アセスメントが欠かせず、
様々な専門家の方々の意見も反映されているはずであります。
人々が安心して利用する事のできる建物の建設は容易な事ではなく、
様々な環境変化に耐えうるためのノウハウは、これまでの長い年月を費やして
様々な試行錯誤を重ねながら蓄積されてきた財産と呼べるものであります。
住環境のために尽力しておられる職員の方々に対して頭が下がる思いであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。