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みんみ教徒の集い / 3472

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流浪のみんみ教徒 2022/09/28 (水) 03:33:33 457e0@f6a84

本日は世界狂犬病デーであります。
世界で初めて狂犬病に効果的な弱毒ワクチンを開発された
フランスの細菌学者ルイ・パスツール氏の命日に因んで、
毎年9月28日に開催される国際デーであります。
ヒトおよび動物における狂犬病の影響について注意を喚起すると共に、
その予防法についての情報と助言を提供し、個人や組織体が
全地球的な病因を排除するための手助けを行う事を目的としており、
狂犬病の啓発活動や犬への予防接種の取り組みが毎年実施されております。
なお、ルイ・パスツール氏については
2020年7月6日に書き込みをさせていただいております。
・狂犬病は、ラブドウイルス科リッサウイルス属の
 狂犬病ウイルスを病原体とするウイルス性の人獣共通感染症であり、
 全ての哺乳類に感染しうる特徴を有している他、
 「(非遺伝性疾患として)もっとも致死率が高い病気」として、
 プリオン病(クロイツフェルト・ヤコブ病を含む)と共に、
 ギネス世界記録に記録されている病気でもあります。
・狂犬病の正確な起源は不明でありますが、古代メソポタミアの
 エシュヌンナ法典には狂犬病についての記載があり、
 古代ギリシャの哲学者アリストテレス氏は、狂犬病に罹患した犬に噛まれると
 他の動物も狂犬病に罹患するとと記されております。
 また、古代ローマの学者アウルス・コルネリウス・ケルスス氏は
 罹患した動物の唾液を介してこの病気が広まる事を既に理解しておられました。
 日本では1956年のヒトとイヌ、1957年のネコを最後に撲滅されております。
 感染症法に基づく四類感染症に指定されており、
 イヌの狂犬病については狂犬病予防法の適用を受け、ウシやウマなどの
 狂犬病については、家畜伝染病として家畜伝染病予防法の適用を受けます。
・狂犬病ウイルスはヒトを含む全ての哺乳類に感染し、一般には感染した動物の
 咬み傷などから唾液と共にウイルスが伝染する場合が多く、
 傷口や目・唇など粘膜部を舐められた場合も危険性が高く、
 感染コウモリが住む洞窟内での飛沫感染の可能性もあります。
 水などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、
 恐水病または恐水症と称される事もあります。実際は水だけに限らず、
 音や風も水と同様に感覚器に刺激を与えて痙攣などを起こします。
 発症後の治療法が存在しない上、99.99%以上の確率で死に至り、
 生存例もあります極めて稀であり、回復しても後遺症が残ります。
 しかし、感染前であればワクチン接種によって予防が可能であり、
 これはヒト以外の哺乳類でも同様である事から、
 日本では狂犬病予防法によって飼い犬の市町村への登録および
 毎年1回の狂犬病ワクチンの予防接種が義務づけられております。
ジャパリパークではフレンズの皆様も職員の方々も
定期的にメディカルチェックを受けられているものと考えられ、
狂犬病を含めた様々な感染症の予防のために
ワクチン接種などが行われているものと想像できます。
現在、私達の世界においては新型ウイルスの影響が未だに根強く、
ウイルスの変異による大規模感染の可能性も残る状況でありますが、
早期のワクチン開発/製造や治療技術の発達など
医療技術の発展は目覚ましいものであります。
これからの医療の発展が更に期待されるところであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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