本日は掃除の日であります。
1971年のこの日に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」
が施行された事に因んで、環境省(現:厚生省)によって制定されました。
10月1日に記念日制定されている「浄化槽の日」までの約1週間
(9月24日〜10月1日)は環境衛生週間とされており、
廃棄物を極力減らす/資源の再利用/適正なゴミ処理量を念頭に
様々な提唱や認知活動が行われております。
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律は、廃棄物の排出抑制と処理の適正化により
生活環境の保全と公衆衛生の向上を図る事を目的とした法律であり、
「廃棄物処理法」「廃掃法」と略称で呼ばれる事もあります。
廃棄物の排出を抑制し、及び廃棄物の適正な分別/保管/収集/運搬/
再生/処分等の処理をし、並びに生活環境を清潔にする事により、
生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図る事を目的としております。
・1900年に伝染病の蔓延を防ぐために制定された「汚物掃除法」が元となっており、
この時にごみ収集が市町村の事務として位置付けられておりました。
当時は公安管轄の法律で、規制と罰則を中心とした内容となっており、
1954年に「清掃法」に改正されました。1960年代になると高度経済成長に伴って
大量消費や大量廃棄によるごみ問題が顕在化し、
また、ごみ焼却場自体が公害発生源として問題となってきた背景から、
1970年の公害国会において清掃法を全面的に改める形で、
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が成立されました。
1976年には改正され、「措置命令規定の創設」[再委託の禁止」
「処理記録の保存」「敷地内埋立禁止」などが定められました。
1990年代には大きく3回の改正が、2000年代は改正が頻繁に行われ、
例えば、最終処分場跡地の形質変更を行う際には
都道府県知事等への届出が義務化され、
2006年には石綿含有廃棄物に係る処理基準が定められました。
ジャパリパークはフレンズ/職員/お客様など多くの方々が行き交う場所である他、
自然環境の保全という観点からも、ごみなどの管理については
法律の他にパーク内の規定によっても定められているものと考えられます。
人類の文明が進むごとに、ごみの量も種類も増え続けてきました。
しかし、リサイクル技術による資源化も進んでいる事から
ごみに対するアプローチも変わりつつあります。
これからの時代のごみへの考え方がますます問われる事でありましょう。
本日もお祈りいたします、みんみー。