本日は1998年に、インターネット上におけるドメイン名やIPを
全世界的に調整/管理する非営利団体「ICANN」が設立された日であります。
・ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers・
アイキャン)は、インターネットの名前空間に関する幾つかのデータベース
(と識別子)の維持管理と方法論の調整、ひいてはネットワークの安定的かつ
セキュア(安全)な運用の確保に責任を負う非営利団体であり、
1972年に設立された「InterNIC」の後身として、1998年9月18日に
アメリカのカリフォルニア州にて設立され、2016年に民営化されております。
・主な事業としては、インターネットの3つの識別子
(ドメイン名、IPアドレスおよび自律システム(AS)番号、
プロトコルポート番号およびパラメータ番号)の割り振りや割り当てを
全世界的かつ一意に行うシステムの調整、
DNS(Domain Name System)ルートサーバシステムの運用および展開の調整、
これらの技術的業務に関連するポリシー策定の調整で、管理する採番設備には
IPv4とIPv6用のインターネットプロトコルアドレス空間と、
地域インターネットレジストラへのアドレスブロックの指定が含まれる他
インターネットプロトコル識別子のレジストリも維持管理しております。
また、IANA(Internet Assigned Numbers Authority・
アイアナ、インターネット番号割当機関)との役割分担契約に従って、
中央インターネットアドレスプールと、DNS Root レジストリの
実際の技術的な維持管理活動を行っております。
・インターネットの運用上の安定性確保を支援するものとして
運用の主要原則として以下の要素が記述されております。
・競争の促進 ・地球規模のインターネットコミュニティの広範な代表
・その使命に適切なポリシーをボトムアップの
コンセンサスに基づく手続きを通じて策定
また、年に数回のパブリックミーティングが行われており、日本では
2000年に横浜(ICANN6)、2019年に神戸(ICANN64)で開催されました。
ジャパリパークの運営においてもインターネットは不可欠の存在であり、
クラウドを通じたデータ管理や関係機関等との様々な連携など、
私達が普段接しているシステムも多く見受けられると考えられます。
どなたにでも利用できるインターネットであるからこそ、
きちんとした基準に基づいたシステムが不可欠であります。
その基準やシステムを構築されている方々には頭が下がる思いであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。