本日は1900年に、津田塾大学の前身となる
「女子英学塾」が創立された日であります。
・津田塾大学は東京都小平市津田町に本部を置く私立大学であります。
1900年9月14日、従来の「家」制度による家政学が中心であった
官制の良妻賢母育成女子高等教育制度に疑問を抱かれた
教育者の津田梅子氏が、同じく教育者の瓜生繁子氏や大山捨松氏と共に、
日本では先駆的な学問重視の女子高等教育機関を
私学「女子英学塾」として現在の東京都千代田区に設立されました。
1905年には女子学校では初の英語科教員無試験検定取り扱い許可を受けました。
その後、1933年に「津田英学塾」に、1943年に「津田塾専門学校」に、
第二次大戦後の1948年に大学校として「津田塾大学」に改称され、
1969年には当時まだ草分け期であった国際関係論という分野が、
日本の大学として初めて国際関係学科として創設されました。
2010年に創立110周年を迎え、創立110周年事業として津田梅子賞を創設し、
創立者の津田氏の「女性の自立と社会貢献を促す精神」を継承発展させるために、
現代社会でその精神を具体化する活動を行う団体や個人を顕彰しております。
2017年に女子大としては初の「総合政策学部」を設置し、
また本学が複数学部体制になるのも創立以来初の事であり、
大学の英語名称も「Tsuda College」から「Tsuda University」となりました。
この学部が東京の千駄ヶ谷に設置された事で、長年にわたって運用されてきた
ワンキャンパス体制から、所謂「蛸足大学」と呼ばれる体制となりました。
2008年4月には、「専門学校津田スクール・オヴ・ビズネス」などを運営してきた
財団法人津田塾会(旧津田塾同窓会)が、専門学校経営からの撤退を契機に
所有する全ての財産を学校法人津田塾大学に寄贈し、
その資産を基礎に千駄ヶ谷に新キャンパスが開設されております。
ジャパリパークにおける雇用形態などは判然としておりませんが、
職員における女性比率が比較的高いであろう状況を考えられ、
男性と変わらない教育を受けておられる事が想像できます。
これはパーク内の研究施設においても同様であると考えられ、
専門学校や大学などにて高度な教育を受けられているはずであります。
世の中にある学校は共学/女子校/男子校などの区別こそありますが、
受けられる教育のレベルはいずれも変わらないものであります。
教育環境のますますの充実が期待されるところであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。