本日から九月に入ります。
早いもので一年の三分の二が過ぎました。
まだまだ残暑が厳しい地域も多く、一方で秋雨前線や台風などによる
大雨や強風も心配でありますので気をつけたいところであります。
本日は1927年に宝塚少女歌劇団が日本初のレビューとなる
「モン・パリ」を上演した日であります。
・宝塚歌劇団は兵庫県宝塚市に本拠地を置く歌劇団であります。
阪急電鉄株式会社の一部門であり、阪急阪神東宝グループの
エンターテイメント・コミュニケーション事業として
阪急電鉄創遊事業本部歌劇事業部によって運営されております。
1914年に初の公演を行って以来今日も人気を集める、
未婚の女性だけで構成された歌劇団であり、
現在は花(はな)/月(つき)/雪(ゆき)/星(ほし)/宙(そら)の5組と、
いずれの組にも所属しない専科に分かれております。
ファンからは「宝塚」や「ヅカ」などと略して呼ばれる事もあります。
主な活動拠点は兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場と宝塚バウホール、
そして東京都千代田区有楽町にある東京宝塚劇場を中心としております。
2002年7月より、劇場中継や公演案内を中心とした専門チャンネル
「TAKARAZUKA SKY STAGE」の東経110度CS放送も行われております。
創設の当初から「老若男女誰もが楽しめる国民劇」を目指しており、
日本で初めてレヴューを上演した劇団として一躍有名になりました。
現在も健全かつどの世代の人が見ても楽しめる演目を中心に、
芝居(ミュージカル)やレヴューを上演し続けており、
ジャンルは古今東西を問わず、歴史劇/ファンタジー/SFなど多岐にわたり、
現在の2.5次元ミュージカルの先駆的存在でもあり、
1974年に初演された「ベルサイユのばら」は空前の宝塚ブームを起こし、
以後も再演が重ねられております。
1913年7月に阪急電鉄内に宝塚唱歌隊を組織。
12月に宝塚少女歌劇養成会に改称。
1914年3月に宝塚新温泉内パラダイス劇場で上演を開始。
公演演目は「ドンブラコ」ほか3本立て。
1918年5月に東京で初めての公演を帝国劇場で開催。
8月に機関誌「歌劇」を創刊。
1919年1月に宝塚音楽歌劇学校を創立。宝塚少女歌劇養成会は解散し、
生徒と卒業生から組織される宝塚少女歌劇団に改称。
1921年10月に花組と月組を創設。
1924年7月に雪組を新設。旧・宝塚大劇場が完成。
1927年9月に日本初のレビュー「モン・パリ 〜吾が巴里よ!〜」が大ヒット。
1930年8月にレビュー「パリゼット」の初演。主題歌は「すみれの花咲く頃」。
1931年に「ローズ・パリ」で銀橋が登場。
1933年7月に春日野八千代氏の台頭と東京公演の増加のため星組を新設。
1934年1月に旧・東京宝塚劇場が開場。
12月に宝塚女子友の会(現・宝塚友の会)が発足。
1935年1月に宝塚大劇場が全焼。同年4月に完成。
1939年4月に時局悪化のため星組を廃止。同年12月に宝塚音楽歌劇学校を改称、
宝塚少女歌劇団と宝塚音楽舞踊学校に分離。
1940年10月に宝塚少女歌劇団を宝塚歌劇団に改称。
1944年3月に第二次大戦により宝塚大劇場と東京宝塚劇場が閉鎖。
1946年4月22日に宝塚大劇場が公演再開。公演演目は「カルメン」「春のをどり」。
1947年4月1日に東京公演再開。東京宝塚劇場は進駐軍に接収されていたため、
日本劇場/江東劇場/帝国劇場などで上演。
1948年8月1日に労働基準法対応のため星組を再設。
1951年8月に初の一本作「虞美人」を公演。大ヒットし、3か月間のロングラン。
1955年に東京宝塚劇場の接収が解除。
1957年に「モン・パリ」で史上最大50段の大階段が登場。
1960年に「華麗なる千拍子」初演。第15回芸術祭大賞(大衆芸能部門)を受賞。
1961年に「火の鳥」で第16回芸術祭大賞(大衆芸能部門)を受賞。
1967年に宝塚歌劇初の海外ミュージカル作品「オクラホマ!」を上演。
1971年に演出助手が公募され第一号として三木章雄氏らが入団。
1974年8月29日に「ベルサイユのばら」初演、空前の大ヒット。
1976年に本公演の公演期間を延長して年8回の公演に変更。
「ベルサイユのばら」で第2回菊田一夫演劇賞・特別賞を受賞。
1978年4月1日に宝塚バウホールが開場。
1986年に星組公演「レビュー交響楽」で126人のラインダンスを披露。
1982年に「夜明けの序曲」で第37回芸術祭大賞(大衆芸能部門・2部)を受賞。
1993年1月1日に新・宝塚大劇場が新築開場。
1995年1月17日に阪神・淡路大震災で宝塚大劇場・バウホールが被災。
1996年にウィーンミュージカル「エリザベート」初演。
1998年1月に東京公演の通年化のため、宙組を新設。
5月15日に歌劇事業部劇場課を株式会社宝塚舞台として分社化。
5月30日に東京宝塚劇場の改築のため、
仮設劇場のTAKARAZUKA1000days劇場を開場。
2001年1月1日に新・東京宝塚劇場が開場。
2002年7月1日に宝塚歌劇専門チャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」放送開始。
2005年に第12回読売演劇大賞・芸術栄誉賞を受賞。
4月1日に(旧)阪急電鉄の持株会社化に伴い、
(新)阪急電鉄(現・阪急阪神ホールディングス)に運営を移管。
2006年に東京宝塚劇場がリニューアルオープンからの来場者数500万人を達成。
2009年に本公演の公演期間を短縮し、年10回の公演に変更。
2010年3月28日に宝塚歌劇検定第1回試験を開催。
2011年1月に東京宝塚劇場のリニューアルオープンから10周年を迎え、
3月3日にリニューアルオープンからの来場者数1000万人を達成。
2014年に2013年度朝日賞を受賞。
4月1日に宝塚歌劇団創立(初公演)から100周年。
4月4日に宝塚大劇場内の「宝塚歌劇の殿堂」オープンに伴い、
宝塚歌劇の発展に貢献したスタッフや卒業生など100人を選出。
「宝塚歌劇の殿堂」は上記100人を紹介する「殿堂」、
歌劇の歴史を紹介する「企画」、「現在の宝塚歌劇」の3つで構成。
4月5日に内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞を受賞。
4月19日に宝塚市制60周年式典にて第一号となる市民栄誉賞を受賞。
10月22日に第2回アジアコスモポリタン賞・文化賞を受賞。
2015年4月4日に第40回菊田一夫演劇賞・大賞を受賞。
11月17日に第3回ベスト・プロデュース賞を受賞。
2016年に外部劇場公演と合わせて3年連続となる270万人の動員を達成。
2017年に雪組にて史上初となる5作連続集客率100%を達成。
2018年に観客動員が過去最高の277万人を記録。
けものフレンズにおいては、これまでに様々な舞台公演が開催されてきました。
2017年から2019年にかけて[舞台「けものフレンズ」]、
[あにてれ×=LOVEステージプロジェクト「けものフレンズ」]、
[舞台「けものフレンズ」2〜ゆきふるよるのけものたち〜]、
[舞台けものフレンズ「JAPARI STAGE!」~おおきなみみとちいさなきせき~]
が開催され、それまでの様々なメディアでの作品とも異なるストーリーや、
舞台版のみで登場されるフレンズの方々、そして舞台ならではの迫力や臨場感等、
けものフレンズの魅力をさらに深める作品である事は間違いありません。
演劇は目の前の舞台で演者の方々が実際に演じられる迫力や臨場感、
展開される独特の世界観等々、語り尽くせない魅力に溢れております。
演劇の世界において新型ウイルスの影響が根深い状況でありますが、
徐々にではありますが活気を取り戻しつつあります。
宝塚歌劇団を含めた古今東西のあらゆる舞台芸術の、
これからの更なる発展をお祈り申し上げます。
本日もお祈りいたします、みんみー。