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みんみ教徒の集い / 3418

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流浪のみんみ教徒 2022/08/12 (金) 00:03:03 457e0@c8a2d

本日はイングランドの土木技術者/機械技術者でいらっしゃる、
ジョージ・スチーブンソン氏の命日であります。
・1781年6月9日、ニューカッスル・アポン・タインの15kmほど西にある
 ノーサンバーランド州ウィラムにて、父親のロバート氏と母親のメイベル氏の
 第2子としてお生まれになりました。ロバート氏はウィラム炭鉱にて機関夫を
 務められておりましたが、低賃金ゆえに子供を学校に通わせる事ができず、
 スチーブンソン氏は父親の助手をされながら技術を学ばれ、
 17歳でニューバーンの炭鉱で機関夫と働かれました。
 やがて炭鉱で働かれながら夜間学校に通って読み書きや算数を学んだ。
 1801年にブラックカラートン炭鉱で縦坑の巻上げギアを制御する
 「制動手」として働かれ始め、翌年にはニューカッスルの東にある
 ウィリントン・キーにて制動手として働かれた一方、
 収入の足しにするために靴や時計の修理も行われました。
 その頃の炭鉱では照明として焚いた火のせいで爆発が度々発生していたため、
 1815年にスチーブンソン氏は爆発を起こさない安全なランプの実験を始められ、
 後にランプの安全性を実証されましたが、同時期にランプを開発されていた
 科学者のハンフリー・デービー氏のアイデアの盗用を疑われるも、
 後に安全灯の発明者として等しく権利があるとの裁定が下され、
 スチーブンソン氏の安全灯は主に北東の地域にて用いられました。
 それに先立つ1814年、スチーブンソン氏はキリングワースで石炭輸送のための
 蒸気機関車を設計され、同年7月25日に初走行に成功されました。
 しかし、現場での運用において、重量のある蒸気機関車が
 鋳鉄製の線路を破損する事が判明して運行を中止する事態となりましたが、
 やがて機関車や線路の改良によって解決されました。
 1820年にヘットン炭鉱からサンダーランドまで13kmの鉄道建設を、
 翌年には「ストックトン・アンド・ダーリントン鉄道」の建設を担当され、
 1825年9月に最初の蒸気機関車が完成し、後に「ロコモーション1号」と
 名付けられたこの車両によって同月27日に開通した路線にて
 世界初の蒸気機関車を使った鉄道による旅客輸送が行われました。
 また、この鉄道で採用された1435mmの軌間は、
 後に全世界における標準軌の規格として採用されております。
 なお、世界初の実動する蒸気機関車を発明されたのは、
 イギリスの機械技術者のリチャード・トレビシック氏でいらっしゃいます。
 1830年には世界で最初の実用的な鉄道である
 「リバプール・アンド・マンチェスター鉄道」が開業し、
 そこで用いられた「煙突式ボイラー蒸気機関車」は蒸気機関車の基本設計を
 ほぼ確立したものであり、この功績からスチーブンソン氏は
 現在でも「蒸気機関車の父」として尊敬される人物とされております。
 その後のスチーブンソン氏はご子息が後継となられた事もあり、
 自身の会社経営から離れられましたがイギリス国内の多くの鉄道を手掛けられ、
 1847年には英国機械学会の初代会長に就任され、
 その後はダービーシャーにて鉱山を経営されました。
 1848年8月12日、ダービーシャー州チェスターフィールドの自宅にて、
 スチーブンソン氏は胸膜炎により67年の生涯を閉じられました。
けものフレンズにおいて鉄道で思い浮かぶものといえば、
アニメ二期にて登場したジャパリラインでありましょう。
ジャパリラインはレール給電と太陽光発電を併用した跨座式モノレールであり、
蒸気機関車が主流であった時代からは格段に進んだものでありますが、
スチーブンソン氏が確立された鉄道の基本技術は様々な形で応用され、
ジャパリラインにも活かされているはずであります。
これからのカーボンニュートラルの時代において、
鉄道はますます重要視される存在となる事は間違いなく、その基礎を築かれた
先駆者の御一人でいらっしゃるスチーブンソン氏に改めて敬意を表します。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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