本日はファミコンの日であります。
1983年のこの日、任天堂から家庭用ゲーム機
「ファミリーコンピュータ」が発売された事に因んで制定されました。
・ファミリーコンピュータは、1983年7月15日に
任天堂より発売された家庭用ゲーム機であり、
携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」が国内外で成功した事を受けて、
当時の任天堂がその利益を投入して開発されたゲーム機であります。
アーケードゲームとして人気を博していた「ドンキーコング」が
見劣りなく家庭で遊べる程度の性能を目標に設定して、
1981年10月または11月頃より、当時業務用ゲーム事業の縮小によって
手の空いていた開発第二部によって開発が行われました。
開発の主なテーマとして、低価格/ソフト重視/デザイナー重視/
観るだけでも楽しめる映像表現/簡易な操作性が挙げられた結果、
ゲームに不要な部分を排除したゲーム専用機に絞った事で、
汎用機と比較して高性能化を実現する事が可能となり、
低価格実現のためにソフトとハードを別としたのも特徴でありました。
当初、本機と同時に発売されたソフトは「ドンキーコング」
「ドンキーコングjr.」「ポパイ」の3本だけでしたが、
ゲームセンターや一部の喫茶店でしか遊べなかったゲームが
家でも遊べる事から、発売当初から大人気商品となりました。
また、1985年に「スーパーマリオブラザーズ」が発売されると
人気は一気に加速してファミリーコンピュータは全国的なブームとなり、
「ファミコン」の愛称と共に、現在に至るまで親しまれる存在となりました。
日本国外では台湾や香港でも一部を現地仕様に合わせた上で発売され、
一方で北米のアメリカ及びカナダ/ヨーロッパのEC加盟諸国(当時)/
オーストラリア/韓国では主要部分の仕様がファミコンと同一の
「Nintendo Entertainment System」(略称・NES)として発売されました。
1993年12月1日には1983年以来となる新型機
「AV仕様ファミリーコンピュータ」が発売され、
この名称は他のゲーム機では既に主流となっていた
コンポジットビデオ出力によるテレビ接続が可能である事に由来しております。
一般にはテレビCMで用いられた「ニューファミコン」
または「NEWファミコン」の通称で呼ばれる事が多いとされております。
長らく生産されたファミリーコンピュータでありましたが、
2003年9月をもってスーパーファミコンの廉価機
「スーパーファミコンジュニア」と共に製造出荷を終了する事となりました。
最終的な出荷台数は日本国外版にあたるNESも合わせて、
日本で1935万台/アメリカで3400万台/その他の国で856万台/
全世界累計6191万台という破格の大記録を打ち立て、
現在に至るまでゲーム機の金字塔的存在として親しまれております。
けものフレンズはゲームアプリからスタートしたコンテンツであり、
現在でも「けものフレンズ3」をメインに展開しております。
その表現などはファミコンの時代のそれとは比較にならないほど進化しており、
ありとあらゆる表現が自由かつ容易にできるのは現代ならではであります。
他方、ファミコンの描画や音源などによって製作された様々な作品が、
ファンの方々による二次創作として多数公開されております。
今や、ゲームは内容や表現などにおいて飛躍的な進歩を遂げており、
また、遊びのみならず、eスポーツという競技としても確立されつつあります。
そこに至るまでの道のりにおいて、ファミリーコンピュータというゲーム機が
いかに偉大な存在であるかを改めて感じる次第であります。
本日もお祈りいたします、みんみー。