けものフレンズBBS NEO

みんみ教徒の集い / 3385

3592 コメント
views
90 フォロー
3385
流浪のみんみ教徒 2022/07/14 (木) 00:03:03 457e0@4f3bf

本日は1958年に、日本テレビにて日本初の国産テレビアニメ
「もぐらのアバンチュール」が放送された日であります。
・「もぐらのアバンチュール」は1958年7月14日に
 日本テレビで放送されたアニメ作品で、
 日本テレビがカラーテレビ放送の実験放送用として、
 村田映画製作所出身の鷲角博氏に試作させた作品であります。
 1958年6月に完成したアンスコカラー16mmの短編作品で、
 日本における最初期の国産テレビアニメにして、
 日本初の国産カラーテレビアニメでもあります。
 内容はモグラのくろちゃんが夢の中で宇宙旅行に出かけるというストーリーで、
 セリフと歌は中島そのみ氏、音楽は山本直純氏が担当されておりました。
 切り絵風の絵柄で、随所に実験的な表現が見られるのも特徴であります。
 セリフと歌は中島そのみ氏、音楽は山本直純氏が担当されておりました。
・東京新聞の1958年7月14日の番組欄上では「短編映画『もぐら』」と記載され、
 毎日新聞の1958年10月15日朝刊のテレビ欄によれば、16:40から17:50の
 枠内において短編「江の島水族館」と並んで放送されるとの記述があります。
 読売新聞と日本経済新聞の当日朝刊のテレビ欄では「もぐらのアバンチュール」は
 記載が無く「江ノ島水族館」のみが記載されておりますが、
 それはカラー放送とされており、本作品もカラーで放送された可能性があります。
 ただ、テレビのカラー放送は実験放送期間中であり、
 また、国産のカラーテレビ受像機が市販されたのは1960年であるため、
 カラーで放送されていたとしてもご覧になられた方はかなり限定されました。
 なお、朝日新聞の当日朝刊のテレビ欄ではこの番組の記述はありませんでした。
・この作品は著書「日本アニメーション映画史」などにも記述があり、
 制作されていた事実は確認されておりましたが、
 実際に放映されたかどうかについては確認されておらず、
 これまでは未放映作品とされてきました。そのため、1960年にNHKで放送された
 「新しい動画 3つのはなし」が最古の国産テレビアニメとされておりました。
 2012年になって、1958年当時の新聞のテレビ欄に
 本作品についての記述が存在している事が確認されました。
 その事実がアニメ雑誌「アニメスタイル」のコラム記事に掲載され、
 日本初の国産テレビアニメが本作品である事が知られるようになりましたが、
 フィルムの所在そのものは確認できないままでありました。
 2013年、アニマックスでのテレビアニメ50周年の特別番組
 「TVアニメ50年の金字塔」の制作にあたり、日本テレビ生田スタジオにおいて
 この作品のフィルムがフィルム整理の過程で所在が確認されていた事が判明し、
 アニマックスのプレスリリースにより本作品の特別番組内での放送が発表され、
 続いて新聞各紙やテレビ番組、「アニメスタイル」の記事にて紹介されました。
 これらの経緯から、2013年7月21日にアニマックスの特別番組
 「TVアニメ50年の金字塔」内で55年ぶりに再放送されました。
 これらの報道やテレビ番組で番組のタイトル部分の表示が一般に公表され、
 番組名がカタカナ表記の「モグラのアバンチュール」ではなく、
 平仮名表記の「もぐらのアバンチュール」として知られる事となりました。
 2017年7月27日、日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」にて
 本作が紹介される際に改めてライブラリの精査が行なわれ、
 本放送日が1958年7月14日である事が確認されました。
けものフレンズはゲームアプリからスタートしたコンテンツでありますが、
テレビアニメによって大きな注目を集めたのは皆様ご存知の通りであります。
もちろん、「もぐらのアバンチュール」の時代とは違って、
制作技術や環境、日本のアニメ文化も大きく発展しております。
日本の放送文化にとってアニメーションは欠かせない技術の一つであり、
アニメ作品は日本が世界に誇れるコンテンツの一つでもあります。
アニメ文化のこれからの更なる発展を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。

通報 ...