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みんみ教徒の集い / 3381

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流浪のみんみ教徒 2022/07/10 (日) 00:03:03 457e0@507e0

本日は1962年に原油タンカー「日章丸」が進水した日であります。
・日章丸は、出光興産株式会社の子会社である
 出光タンカー株式会社が所有/運航していた原油タンカーであります。
 「日章丸」という船名は1938年竣工の初代から
 2004年竣工の5代目まで存在しておりますが、
 1962年に竣工した日章丸は3代目にあたります。
 1960年に2代目「日章丸」(19074重量トン、1951年竣工/1959年売却)の
 代船を計画した出光興産が、「ユニヴァース・アポロ」(104520重量トン)等の
 大型タンカーを長期間運用した実績やその後の石油需要の増大を勘案し、
 より大型のタンカーの運用を目的として建造されたのが3代目であります。
 設計は佐世保重工業株式会社と石川島播磨重工業株式会社が協同で行い、
 契約船価は当時の価格で50億2200万円でありました。
 1962年10月7日に竣工した当時では世界最大のタンカーであり、
 また、単機の最大出力28000馬力の蒸気タービンも、
 タンカーに搭載されたものでは最大でありました。
 竣工後、ペルシア湾から出光興産徳山製油所への原油輸送のために運用され、
 後に4代目「日章丸」に役割を譲り、1978年に台湾の高雄にて解体されました。
・本船の竣工直後の姿を克明に追った短編映画「日章丸」が、
 竣工の翌年となる1963年に出光興産株式会社の企画の下、
 東京シネマ(現・東京シネマ新社)の手により製作されました。
 この作品によると、本船は東京湾に於ける竣工祝賀レセプションに臨んだ後、
 1962年10月16日に日本を後にして処女航海に出発しており、
 11月1日夕方クウェート到着した後に石油を積載して、
 11月4日未明にクウェートを後にして帰路についておりますが、
 この間、11月2日(クウェート到着の翌日)にクウェート側の要人の方々を
 船内に招いてのレセプションを開いている様子が描かれております。
 また、映画では竣工したばかりの本船の処女航海に臨む姿などを追いつつ、
 本船の甲板部分からエンジン内部に至るまでカメラが向けられております。
 この作品は現在、科学映像館(NPO法人・科学映像館を支える会)の
 ホームページから配信されております。
けものフレンズにおいて船で思い浮かぶ場面といえば、
アニメ一期にて日の出港に停泊していた船でありましょうか。
キャビン部分に比べて広いデッキが特徴的であり、
おそらく車両等の運搬を目的としたものではないかと想像できます。
また、ラッキービースト様からのシグナルで始動した事から、
ジャパリバスと同様に半自動運転が可能であると考えられます。
地球の大部分は海洋であり、その海洋にて運用される船舶は
古の時代から現代に至るまで重要な交通手段であります。
陸上の移動手段が脱炭素化に向けて動き出している現在、
船舶も同様に脱炭素化がこれからの必須要素となりつつあります。
未来の船舶はどのようなものとなるのでしょうか?
本日もお祈りいたします、みんみー。

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