本日は2001年に日本科学未来館が開館した日であります。
・日本科学未来館は、東京都江東区青海にある
国際研究交流大学村内に設立された科学館であります。
文部科学省所管の国立研究開発法人・科学技術振興機構によって設立され、
当初運営は財団法人科学技術広報財団に委託されておりましたが、
2009年に行われた「事業仕分け」の対象となった事で運営方法が見直され、
現在は科学技術振興機構の直轄運営となっております。
主なコンセプトは「最新の科学技術の展示」
「社会一般への科学技術者の成果の発表」
「一般社会からの科学技術の所感や見解などを
学会/論文などを通じて研究者へフィードバック」
といった科学技術と人々との交流であり、多様なバックグラウンドをお持ちの
科学コミュニケーターなどのスタッフが在籍されております。
また、科学コミュニケーションの手法開発、
科学コミュニケーターの育成/輩出も主な事業として行っております。
2017年11月には世界科学館サミットを主催し、
98の国と地域から828名が参加されました。
2020年4月13日、科学技術振興機構は2001年の開館以来
館長を務められてきた毛利衛氏が2021年3月末で退任すると発表し、
後任の館長はIBMフェローの浅川智恵子氏が務められております。
・館内の主な展示等は以下の通りとなっております。
地球とつながる「ジオ・コスモス」
人工衛星が撮影した雲の様子を見る事で、地上にいながら
刻々と変化する地球の様子を感じる事ができる球体ディスプレイ装置で、
設置当初は約100万個の発光ダイオード(LED)で映し出しておりました。
2011年度の創立10周年に同球体ディスプレイをリニューアルし、
およそ1万枚の有機ELパネルを使って1000万画素を達成しております。
2021年10月から公開を休止しておりましたが、
翌年4月20日にリニューアルして再公開されております。
従来のディスプレイ(有機ELパネル)がLEDパネルに置き換えられた他、
HDR対応/広色域化され、より複雑な明るさや色彩の表現が可能となりました。
また、フレームレートも従来の約2倍となっております。
世界をさぐる「地球環境とわたし」「ニュートリノから探る宇宙」
「加速器で探る素粒子と宇宙」「細胞たち研究開発中」
「ぼくとみんなとそしてきみ」「100億人でサバイバル」
「ちりも積もれば世界をかえる」「ともに進める医療」
「こちら、国際宇宙ステーション」
未来をつくる「ロボットとくらし」「計算機と自然,計算機の自然」
「未来逆算思考」「インターネット物理モデル」
「ビジョナリーラボ」「零壱庵」
「ノーベルQ―ノーベル賞受賞者たちからの問い」
「アナグラのうた ―消えた博士と残された装置」
「アンドロイド ―人間って、なんだ?」
「ドームシアターガイア」
・2009年1月に日本初の全天周・超高精細立体視映像システム
Atmosが導入され、MEGASTAR-II Cosmosと連動した
オリジナルのプログラムを上映しております。
その他、一般利用に対して入館料金は発生しない施設として、
7F-未来館ホール 7F-レストラン「Miraikan Kitchen」
5F-カフェ「Miraikan Cafe」
1F-ミュージアムショップ「Miraikan Shop」
1F-コミュニケーションロビー
1F-多目的ルームA, B
1F-シンボルゾーンが設置されております。
入館自体に料金は発生せず、3Fと5Fの常設展に入る際に必要となります。
ジャパリパークは海底火山の噴火によって出現した島を
そのまま利用する形で設立された動物園施設であり、
設立にはその当時の最先端の科学技術が導入されているであろう事は間違いなく、
また、パーク内には独自の研究施設も設立されている事から、
科学技術に関してハイレベルな知見および人材が集っている事が想像できます。
科学技術は人類ならではの叡知の結晶であり、
自らを、そして周りを知る事の大切さを示す指標でもあります。
今後の科学技術の更なる発展を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。