本日はドイツの化学者/薬学者でいらっしゃる、
エミール・エルレンマイヤー氏の誕生日であります。
・1825年6月28日にタウヌスシュタインにてお生まれになり、
薬学を修められた後、数年間を薬剤師として過ごされました。
その後、ギーセンでは化学者のユストゥス・フォン・リービッヒ男爵、
ハイデルベルクでは有機化学者のフリードリヒ・アウグスト・
ケクレ・フォン・シュトラドーニッツ氏の下で学ばれ、また、化学者の
ロベルト・ヴィルヘルム・ブンゼン氏の下で化学肥料について学ばれました。
1868年から1883年までミュンヘン工科学校にて化学の教授を務められ、
イソ酪酸など様々な有機化合物の発見や合成を行われました。
1861年には三角フラスコを発明され、これはエルレンマイヤー氏の名前に因んで
「エルレンマイヤーフラスコ」と呼ばれております。また、ナフタレン分子が
2個の炭素原子を共有した2つのベンゼン分子からなる構造である事を発見した。
1880年、ケト-エノール互変異性に関するエルレンマイヤー則を提案され、
これは、二重結合に直接結合する水酸基を持つ全てのアルコールは、
アルデヒドにもケトンにもなりうるというものであります。
1883年には健康上の理由から研究の一線からは身を引かれましたが、
それ以降も相談役は続けられました。1909年1月22日、エルレンマイヤー氏は
アシャッフェンブルクにて83年の生涯を閉じられました。
ジャパリパーク内にある研究施設は動物やフレンズに関してはもちろん、
サンドスターを含めて様々な研究が行われております。
その現場において日常的に使用されている三角フラスコや
様々な研究の方法には、エルレンマイヤー氏が行われた研究成果が
随所に活用されているものと思われます。
化学は難しい事柄も多く、相応に敷居が高い場合もありますが、
その研究成果は私達の生活の随所に活用されております。
その礎を築かれた先人の方々には頭が下がります。
本日もお祈りいたします、みんみー。