本日はガラパゴスゾウガメの「ハリエット」の命日であります。
・ハリエットは、ガラパゴスゾウガメの亜種と推定される
(独立種とする説もあり)サンタクルスゾウガメであります。
もともとハリエットは、イギリスの自然科学者でいらっしゃる
チャールズ・ロバート・ダーウィン氏によって1835年に初めて
ガラパゴス諸島で捕獲されたものだと考えられておりました。
捕獲された時は皿1枚程の大きさであり、おそらく6歳と推定されました。
この時ダーウィン氏は3匹のカメを捕獲され、調査用の帆船ビーグル号で
母国イギリスに持って行かれましたが、後の遺伝子判定によって
ハリエットはダーウィン氏が一度も足を運んでおられない
サンタクルス島の固有亜種である事が示されているため、
ダーウィン氏が持ちかえられたカメではない可能性が高いとされております。
また、ハリエットは雌のゾウガメでありますが、1世紀以上も雄と間違えられ、
「ハリー(Harry)」と名付けられていた事もありました。
99年間にわたってブリスベンシティー植物園にいた後、
「The Crocodile Hunter」という動物番組で知られる
スティーブ・アーウィン氏の所有されるオーストラリア動物園に移されました。
2005年11月15日、175歳の誕生日がオーストラリア動物園で祝われ、
2006年6月23日、同じ動物園で心臓発作により生涯を閉じました。
けものフレンズにはガラパゴスゾウガメのフレンズがいらっしゃいます。
とてものんびり、そしておっとりとされた性格で、
その存在は「チーム・噛んじゃうぞ」の中でも一種の癒しと言えるものであります。
また、サンドスターによってフレンズの皆様が生活される
ジャパリパークという場所そのものがガラパゴス的存在と言えるのかもしれません。
あらゆる動物は生活環境によって生きられる時間が異なりますが、
ヒトを含めて、多くの動物は天寿を全うできないまま生涯を閉じております。
長生きそのものに対する是非はともかく、全ての動物達がその生涯を
思うままに生きる事のできる世の中となる事を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。