本日は1955年にソ連の地質学者ユーリ・ハバルディン氏によって、
ダイヤモンド鉱山「ミール鉱山」が発見された日であります。
・ミール鉱山は、ロシア連邦・サハ共和国の
ミールヌイに位置するダイヤモンド鉱山であります。
20世紀になりロシアではダイヤモンド鉱山の探鉱が盛んになり、
1930年頃にソビエト連邦の地質学者ウラジーミル・S・ソボレフ氏により
シベリア地域にダイヤモンド鉱床が存在する可能性が提唱されました。
ダイヤモンドが存在する可能性を示すキンバーライトの発見に続き、
幾つもの探鉱の失敗を経て第二次大戦後の1950年頃には
ミールヌイでのダイヤモンド鉱床の探鉱に成功しております。
しかし、シベリア特有の厳しい寒さのために開発は困難の連続であり、
あまりにも極端な低温となる冬季にはタイヤが破損する事態も発生しました。
寒さによる被害を防ぐために、夜間には寒さによる
機械の凍結を阻止するために鉱山全体を覆う措置もとられました。
・ダイヤモンドの採鉱は1957年に始まり、最盛期の1960年頃には
年間1000万カラット(1000Kg)のダイヤモンドが産出されましたが、
その後は減少して年間200万カラット(200Kg)の産出となっております。
産出されたダイヤモンドの中で最も巨大なものは
1980年12月23日に発見された342.5カラット(68.5g)の個体であり、
これは「ソビエト連邦共産党第26回議会」と名付けられ、
ロシアで発見されたダイヤモンドの中で最大のものであると共に、
世界的にも最も巨大なダイヤモンドの一つでもあります。
世界でも有数のダイヤモンドを産出する国家であるロシアにおいて、
ロシア全域で産出されるダイヤモンドの99%をミール鉱山が産出しており、
ミールヌイはロシアの中でも鉱業の盛んな都市の一つでもあります。
露天掘りによる採鉱は1957年から始まり2001年まで続きました。
現在では鉱山地下での坑道においてダイヤモンド採鉱が続けられております。
ジャパリパークは海底火山の噴火によって出現した島が母体となっており、
その自然環境には未知の部分も残されているものと思われます。
また、ジャパリパークにおける物質で代表的なものとして
サンドスターが思い浮かぶところでありますが、
物質そのものが多くの謎に包まれているのはもちろん、
その生成過程も不可解な部分が多く、研究が進められているものと思われます。
宝石はその輝きや希少性などで人々を魅了する存在でありますが、
それは永きにわたる地球の営みによって生まれた結晶であります。
地球の持つエネルギーに改めて驚かされる一例であります。
本日もお祈りいたします、みんみー。