本日はキノボリカンガルーの日であります。
キノボリカンガルーを飼育している世界中の飼育園館にて、
キノボリカンガルーを知るためのイベントが行われる日であります。
あえて「本日は」と表記しましたが、5月の特定の日と決まっている訳ではなく、
ところによっては5月21日に定めている場合もあります。
・キノボリカンガルー属は哺乳綱双前歯目カンガルー科に分類される属で、
現在は12の亜種に分類されております。
セスジキノボリカンガルーは哺乳綱二門歯目カンガルー科
キノボリカンガルー属に分類される有袋類で、インドネシアと
パプアニューギニア(ニューギニア島東部)にて生息しております。
セスジキノボリカンガルーの特徴は様々な資料にて示されておりますが、
その中でも際立ったものを幾つか挙げてみますと、
・背の中央部に体毛の渦があり、体毛は渦から分かれて前方へ向かう。
胴体背面の毛衣は暗い黄白色や褐色、赤褐色で、
正中線に沿って2本の黄褐色や淡褐色の縦縞が入り和名の由来になっている。
縦縞は頭部や腰で明瞭となっており、顎や喉の毛衣は白く、
腹面や四肢内側の毛衣は黄褐色や明赤褐色である。
長い尾の毛衣は黄褐色で、リング状の模様が入る。
・多雨林に生息しており、採集例は標高1200~1500mに限られるが、
標高680~2865mに生息すると考えられている。
・薄明薄暮性傾向が強いが、人間が多い地域では夜行性傾向が強くなる。
・他のカンガルー類にはない特徴として、
後肢を交互に動かして前後に歩く事ができる。
・前肢ががっしりしている一方で後肢の発達が劣る。
頑丈な前肢の爪で枝を握って木に登り、長い尾を使って
樹上でバランスを取るため、樹上での生活に適応している。
・食性は植物食で、木の葉や果実などを食べる。
・繁殖形態は胎生で、妊娠期間は3~5週間。
1回に1頭の幼獣を産む。幼獣は生後10~12か月は育児嚢の中で生活する。
以上の事だけでもセスジキノボリカンガルーの様々な特徴が際立っております。
日本では現在、神奈川県横浜市にある動物園
「よこはま動物園ズーラシア」でのみ飼育されており、
2001年にセスジキノボリカンガルーで繫殖賞を受賞しております。
また、過去には山口県周南市の「周南市徳山動物園」にて
クロキノボリカンガルーが飼育され、1975年に繁殖賞を受賞しております。
けものフレンズにはキノボリカンガルーのフレンズはいらっしゃいませんが、
近しい仲間としてアカカンガルー様がいらっしゃいます。
有袋類のフレンズの特徴であるエプロン姿が可愛らしい一方で、
優れた脚力によるジャンプやキックを得意とされております。
キノボリカンガルー属は開発や採掘による生息地の破壊、
狩猟などにより生息数が減少しており、IUCNの保全状況評価において
絶滅危惧種に指定されている動物であります。
キノボリカンガルー達の暮らしを守るためにも、
私達の日々の取り組みの積み重ねる事が重要となるのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。
毎日お疲れ様です
こちらをツイッタで紹介させてもらっても?
返信が遅れてしまい、申し訳ありません。
よろしくお願いいたします!