本日は開発と平和のためのスポーツの国際デーであります。
・1896年のこの日に、初の近代オリンピックとされる
第1回近代オリンピック大会(通称・第1回アテネオリンピック)が、
ギリシャのアテネで開催された事に因んで、
2013年9月の国連総会で制定された国際デーであります。
この第1回近代オリンピック大会は、古代オリンピックに感銘を受けられ、
後に「近代オリンピックの父」とも呼ばれる事となる
フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵によって提唱され、
世界的なスポーツ大会として開催されたものであります。
この第1回大会以降、基本的に4年に1度開催されております。
スポーツは人権の向上や社会的・経済的発展に
積極的な影響を与えると考えられており、
スポーツを通して各国の開発と平和を促すと共に、
寛容と相互理解を育む場として期待が集まっております。
そのため、4月6日を中心に世界中の国々でオリンピックに関する
様々なイベントやシンポジウムなどが開催されている他、
国連広報センターやスポーツ庁、アスリートの方々や
競技関係者の方々によるメッセージが発信されております。
ここで、開発と平和のためのスポーツの国際デーに寄せられた、
国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏のメッセージを紹介いたします。
「スポーツは人類にとって重要な営みの一つです。
チームワークの模範であり、個人の卓越性を高めるプラットフォームであり、
社会全体の経済成長の原動力でもあります。国連は長きにわたって、
幅広い手法で、様々なアスリートやスポーツ連盟・協会とともに、
スポーツが持つ偉大な力を通じて友好と共生の架け橋を築き、
健康的なライフスタイルを促進し、持続可能で包摂的な開発と
2030アジェンダの達成に向けた活動を進めてきました。
スポーツに携わる人々には、次のような義務もあります。
環境フットプリントの低減、国際労働基準の遵守、あらゆる種類の差別や
偏見と闘うこと、腐敗を排除すること、そして、FIFAワールドカップや
オリンピック・パラリンピックのように世界が一つになれる
地球規模のイベントを確実に正の遺産として残していくことです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)は、
スポーツ界に新たな課題を突きつけました。スポーツ界で働く人々、
ファン、アスリートたちは、スポーツイベントの中止や収益減、
そして夢の先延ばしによる痛みを感じています。
それでも、多くの競技やリーグにおいては、この危機にも関わらず、
コミュニティーのための機会や喜びを生む新たな方法が見い出されています。
ワクチンによって希望が広がり、観客が競技場に戻りつつある中、
スポーツ界は安全で持続可能な復興に向けて、
極めて重要な貢献を果たしていくでしょう。気候変動対策を進め、平和と人権、
そして持続可能な開発を促進するため、国連は、スポーツに携わる
世界中の関係者や団体と引き続き協力していくことを楽しみにしています。
すべての人がパンデミックからの安全を確保できたその時、
再びプレーし、歓声を上げようではありませんか。」
ジャパリパークにお住まいのフレンズの皆様は、フレンズとなられた時点で
元の動物の時に存在していた捕食関係が失われており、
狩りを行われるとしても基本的には「ごっこ」、つまり遊びの範疇であります。
そんなフレンズの方々にとって、スポーツは運動の本能を刺激しつつ
安全かつ健全に楽しめる、最適のアクティビィティーであると考えられます。
実際、アニメ一期において、へいげんちほーのフレンズの方々が蹴鞠を使用されて
サッカーを楽しまれていた場面を覚えておられる方々も多いはずであります。
スポーツはルールさえ共有できれば、あらゆる方々が楽しむ事できるものであり、
そこには国境/人種/言語といった隔たりを越えた繋がりが見えるはずであります。
多くの方々と共に目的達成のために頑張り、共に喜びを分かち合う、
それこそがスポーツの、ひいては世界平和への礎となると信じております。
本日もお祈りいたします、みんみー。