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みんみ教徒の集い / 3242

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流浪のみんみ教徒 2022/03/05 (土) 00:03:03 457e0@897ad

本日は啓蟄であります。
・啓蟄は二十四節気の一つであります。
 「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」、
 「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」という意味を表しており、
 また、俳句においては春の季語でもあります。
 現在広まっている定気法では太陽黄経が345度の時で3月6日頃であり、
 暦ではそれが起こる日でありますが、天文学ではその瞬間としております。
 2022年の啓蟄は3月5日からとなっております。
 平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日頃であります。
 期間としての意味もあり、この日から次の節気の「春分」の前日までであります。
 大地が温まって冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃であり、
 「暦便覧」には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」
 と記されております。また、柳の若芽が芽吹き、
 ふきのとうの花が咲く頃でもあります。
・啓蟄の事を日本以外の漢字文化圏では「驚蟄」と表記し、
 日本でも同様に表記する場合があります。
 これは、漢王朝6代皇帝である景帝の諱が「啓」であり、
 避諱して意味が似ている「驚」の字で代用した事に由来しております。
 同時に、孟春正月の「驚蟄」と仲春二月節の「雨水」の順番を入れ換えており、
 同様に「穀雨」と「清明」の順番も入れ換えております。
 ・漢初以前 立春 ⇒ 啓蟄 ⇒ 雨水 ⇒ 春分 ⇒ 穀雨 ⇒ 清明
 ・漢景帝代 立春 ⇒ 雨水 ⇒ 驚蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨
 唐代に入ると、啓の字を避ける必要がなくなった事から「啓蟄」に戻され、
 それと同時に、順番も孟春正月中に変えられております。
 しかし、使い慣れないせいもあって、玄宗治世下の大衍暦において
 再び「驚蟄」に戻されて現在に至っております。
 日本でも、中国と同様に「驚蟄」が歴代の具注暦に使われております。
 後に日本でも大衍暦と宣明暦を採用しておりましたが、
 「驚蟄」は日本では仲春二月節とされました。
 日本で「啓蟄」が名称として用いられたのは、貞享の改暦の時であります。
 従来の仲春二月節のまま文字だけが改められた形となります。
 二十四節気の名称で日本と中国で異なっているのはこの「啓蟄」だけであります。
 アメリカにはジリスの一種であるグラウンドホッグが外に出るか出ないかで
 春を占う、「グラウンドホッグデー」というものがあります。
四季が移り行くジャパリパークにおいて、「啓蟄」の時期になると
多くのフレンズの方々がより活動的になられるのではないかと想像できます。
パークにて働いておられる職員の方々からしても、
暖かい時期となる事で業務が行い易くなるかと思われます。
この時期は日中がだんだんと暖かくなり、屋外でも過ごし易くなりますが、
一方で、朝晩の気温はまだまだ低く、寒暖差の大きい時期でもあります。
服装等でうまく調節して、体調をしっかりと整えたいものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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