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みんみ教徒の集い / 3219

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流浪のみんみ教徒 2022/02/20 (日) 00:03:03 457e0@79d08

本日はアメリカ・ワシントンのホワイトハウスにて
飼われていた猫「ソックス」の命日であります。
・「ソックス」はアメリカン・ショートヘア種のオス猫であります。
 1989年生まれで元々は野良猫で、アーカンソー州リトルロックにて
 兄弟の猫「ミッドナイト」とともに暮らしておりました。
 2匹が住まいとしていた場所は、ビル・クリントン氏の御息女
 チェルシー氏の音楽教師を務められていた方の住まいの軒下でありましたが、
 この時に教師の方は2匹に近づく事さえできなかったといわれております。
 後にチェルシー氏が2匹を見つけられて側に寄られると、
 「ソックス」は自らその腕に飛び込んでいきました。
 こうして「ソックス」はクリントン家のペットとなり、
 同時期に「ミッドナイト」も他の家庭に引き取られていきました。
 ビル・クリントン氏がアーカンソー州知事の職務を経られて
 第42代アメリカ合衆国大統領に就任されると、
 「ファースト・キャット」としてホワイトハウスに住む事となりましたが、
 自由に歩き回ったり、日向ぼっこやうたた寝など気ままに過ごしておりました。
 時には公式の場に登場する事もあり、大統領の紋章付きの
 猫用キャリーバッグに入れられて学校や病院などに出かける事もありました。
 また、クリントン政権時代、ホワイトハウスの子供向けウェブサイトは、
 漫画化した「ソックス」のキャラクターを案内役として採用しておりました。
 「ソックス」はマスコミに注目され、多くのカメラマンの方々が追いかけられ、
 その中には、西洋マタタビとも呼ばれるハーブの1種
 「イヌハッカ」で手なずけようとする方さえいたほどでありました。
 やがて、自由に行動させるのは危険と判断された事から、
 「ソックス」は長い革紐で繋がれる事となりました。
 更に、1997年12月にラブラドール・レトリーバー種のオス犬「バディ」が
 クリントン家の「ファースト・ドッグ」となった事で、
 「ソックス」の生活はますます窮屈なものとなりました。
 ヒラリー・クリントン氏によると、「ソックス」は陽気でやんちゃな「バディ」を
 「ひと目で、しかも永久に」嫌いになったといわれております。
 そのため、この2匹に別々の居場所を与えるために苦心される事となりました。
 2001年1月、大統領の任期を終えられたクリントン氏の一家が
 ホワイトハウスを出られた後に移り住まれたニューヨーク州の小さな家では、
 2匹を別々にしておくのが困難となったため、「ソックス」はクリントン氏の秘書
 ベティ・カーリー氏のもとに引き取られる事となりました。
 これは「ソックス」とカーリー氏が親しい間柄だったため、引退後の生活を
 一緒に楽しく送ってもらいたいとのクリントン一家の計らいでもありました。
 「ソックス」はカーリー夫妻に引き取られ、ワシントンから約60マイル離れた
 メリーランド州ハリウッドで静かな余生を送る事となりました。
 2008年6月、「ソックス」は腎臓疾患/甲状腺異常/体重減少/脱毛などで
 健康状態が悪化しており、同年12月には顎部分にガンを患っている事が判明し、
 2009年2月20日にその生涯を閉じる事となりました。
 なお、ヒラリー氏は1998年に子供向けの本
 「Dear Socks, Dear Buddy: Kids' Letters to the First Pets」
 を執筆され、この本にはホワイトハウスの「ファースト・ペット」である
 「ソックス」と「バディ」に宛てられた子供たちからの50通以上の手紙の抜粋と、
 80枚以上の「ソックス」と「バディ」の写真が掲載されております。
けものフレンズに登場されているフレンズの方々は、
サンドスターの影響下にあるジャパリパークによって管理されておりますが、
こちらの世界の動物園等のような飼育という概念とは異なると考えられます。
ヒトと同じように意志疎通が可能なフレンズの皆様は、
パークで働いておられる方々と協力をされたりなど様々な事が可能であります。
しかし、こちらの世界の動物園等と同じく、
共に暮らす仲間そして家族である事に変わりはありません。
例え、どれほど小さな動物であっても一つの命である事に変わりはなく、
まして、共に暮らす存在であれば、かけがえのない家族となるのであります。
今回のエピソードは、それを改めて感じさせてくれるものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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