本日は科学における女性と女児の国際デーであります。
国連総会にて2月11日に記念日として制定された国際デーの一つで、
これまでの世界各国の歴史を省みると、多くの地域において
女性および女児の方々は差別的な固定概念によって
STEM教育を受ける事ができなかった、との発表がなされました。
・STEM教育[Science:科学 Technology:技術 Engineering:工学
Mathematics:数学 以上の主に理工学系教育。]
この発表を受け、これからの国際的社会発展のためには、女性および
女児の方々の科学への完全かつ平等な参加が世界的に不可欠である事から、
「科学技術分野での女性と女児の重要な役割を認める日」として、
例年2月11日には決められたテーマに沿ったイベントや
講演会などが世界各国で開催されております。
ここで2017年に国連事務総長から寄せられたメッセージを紹介いたします。
「女性と女児はあまりにも長い間、差別的な固定概念のために、
科学・技術・工学・数学(STEM)教育を平等に受けることができていません。
エンジニアとして訓練を受け、教員の経験もある私は、こうした固定概念が
まったくの誤りであることを知っています。女児と女性はこれによって、
潜在能力を発揮するチャンスを奪われているだけでなく、世界もまた、
人口の半分による創意工夫やイノベーションを奪われているのです。
今年の国際デーにあたり、私は、すべての人が将来、
女性による画期的な貢献から利益を得られるよう、この偏見に終止符を打つこと、
そして、すべての女性と女児のためのSTEM教育への投資とともに、
その職業上の経歴とさらに長期的な地位の向上を目指す機会も
増やすことを求めたいと思います。」
ジャパリパークは動物園としての機能だけでなく、
調査/研究機関としての一面を持ち合わせております。
そこでは動物についてはもちろん、フレンズの方々や
サンドスターに関する調査や研究が日々行われており、
カコ様を含めた女性の研究員の方々も活躍されております。
これまでの世界の歴史において、男性が長らく中心的役割を担ってきており、
女性はあらゆる能力において男性よりも劣る存在であると見なされてきました。
しかし、もちろんそれは全くの誤りであり、
むしろ女性の方が優れている分野も数多く存在するのは事実であります。
そして、これからの世の中において必要となるのは、
真の意味での「男女平等」の社会であり、それを実現するには
人生における生き方や価値観の転換が必要なのではないでしょうか?
そして、それは地球環境に対する考え方においても、
一つの方向性を示す事ができるのではないか、とも考えられるはずであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。