本日はもう一本、書き込みをさせていただきます。
本日はリスの日であります。
アメリカのノースカロライナ州にて野生動物のリハビリを行っている
自然保護施設のスタッフのChristy Hargrove氏によって
2001年に提唱されました。身近にいるリスが無事に冬を越せるように、
リスについて理解を深めよう、という想いが込められております。
・リスはネズミ目(齧歯目)リス科に属する動物の総称で、
リス科には5亜科58属285種が含まれております。
多くの種類が存在するため世界中に広く生息しておりますが、
南極大陸/ポリネシア/マダガスカル/南アメリカ南部/
一部の砂漠(サハラ/エジプト/アラビア)には生息しておりません。
また、オーストラリア大陸には元々生息しておりませんでしたが、
19世紀に人為的に移入されております。
樹上で暮らすリスの他、地上で暮らすマーモット/プレーリードッグ/
シマリス/イワリス/ジリスの他、滑空能力のあるモモンガや
ムササビもリスの仲間であります。
リスの特徴は様々な資料にて示されておりますが、
その中でも際立ったものを幾つか挙げてみますと、
・大きな目を持っており、視覚に優れている。顔のひげや脚の触毛で、
狭い場所を通る際に幅を認識するなど、優れた体性感覚を持つ。
・前脚は後脚よりも短く、足指は4または5本。しばしば前足の親指は
あまり発達しておらず、足の裏にはやわらかい肉球がある。手先が器用で、
腰をおろして座って前足で食物を保持しながら食べる事ができる。
樹上性リスは木につかまって登るための、ジリスは地面に巣穴を掘るための
頑丈な爪を持つ。樹上性リスは頭を下にして樹を降りる事ができる。
・シマリス属やジリスには、頬の内側に「頬袋」と呼ばれる袋状の構造がある。
頬袋には柔軟性があり、多くの食物を頬張って運ぶ事ができる。
・歯は典型的なネズミ目(齧歯目)の型をしている。一対の門歯は絶えず伸び続け、
擦り合わせる事ですり減らし、正常な長さを維持する。
・樹上性リスは毛のふさふさした大きな尾を持ち、地上性のリス(ジリス)は
樹上性リスに比べて尾は毛量が少なく、短いものが多い。
多くのリスは体毛が柔らかく絹のように滑らかだが、
中には厚い毛皮を持つ種類も存在する。
・樹上性リスとジリスが昼行性または薄明薄暮性であるのに対して、
モモンガなどの滑空するリスは夜行性である。
・樹上性リスは主に樹上で生活する。木登りやジャンプを得意とし、枝の上や
樹洞に巣を作る。基本的に単独生活を営み、明確な縄張りを持つ種は少ない。
また、寒冷地に生息する種でも冬眠はしない。
ジリスは地上で生活し、草原や砂地などに巣穴を掘る。
森林限界を越えた高山に住む種も存在する。縄張りを持つものが多く、
社会性があり、家族を中心とした集団を形成し、よく発達したコロニーで
生活するものが多い。また、多くのジリスは冬眠をする。
シマリス類は樹上性リスとジリスの中間的な存在で、主に地上で暮らすが、
木登りも上手である。樹洞だけではなく地下にも巣を作る。
・主に草食性で、木の実/種子/果実/キノコ/草などの多様多種な植物を食べる。
昆虫/鳥類の卵やヒナ/爬虫類/小型の齧歯類を食べる種もある。
幾つかの熱帯の種はほぼ完全に昆虫食に移行している。
樹上性リスは草食性の強い雑食で/種子/果実/キノコ/小動物を食べ、
種子を巣穴に貯めたり、土に埋めたりして貯蔵する。
ムササビは種子や果実が欠乏する季節には木の葉を食べる。
ジリスは主に草食性で、草などの丈の低い植物を食べるが、
昆虫や小型の脊椎動物を食べる事もある。
以上の事だけでも、リスの特徴が際立っております。
けものフレンズには多くのリス科のフレンズの方々がいらっしゃいます。
いずれの方々も愛らしい姿で、言動や仕草などにおいても
可愛らしさが際立っておられる方ばかりでいらっしゃいます。
多くのリスの仲間は絶滅の危機からは遠い存在ではありますが、
野生動物は環境の変化によって、いとも簡単に存在を脅かされてしまいます。
それを避けるためにも、日々の取り組みの積み重ねが重要となるのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。